6/14/2006

[&] The Collapsium

コラプシウム - WIL McCARTHY
最初のうちは、頭が痛くなるくらいのウソっぽい理論武装された超ハード SF.
コラプシウム(超光速伝導物質)を巡る、頭を使ったスリリングな体験の数々。
日本語版の表紙は、一瞬手に取るのを躊躇するようなアニメっぽいものなのだが、
中身は素晴らしい。デジタルギミック満載。

読んでいる時に映像が頭の中に壮大に広がる小説ってのがいくつかあるが、
まさにこの "The Collapsium" は、頭の中にぐんぐんと想像が広がる。
不覚にも、読んでいて二回も泣きそうになったよ。
(感動大作ってわけじゃないので、普通の人はそんなこと無いと思うが)
そうしてこの "The Collapsium" は、
僕の中の映画化権買い取りたいリストの上位に君臨することとなりました。