7/08/2008

[&] Color Blast




Color Kinetics Color Blast

ありがたいことにご招待いただいて、
ダムタイプの照明家、藤本隆行氏 のトークセッションに行ってきた。

[ true (dumbtype 2007) ] で用いた 3色の LEDライトの仕組みがとても納得のいく形で解った。
現在の Color Blast (Color Kinetics) は RGB 8bit Color だけど、
必要な表現にはまだまだビット数が少ないこととか、
絵画で描かれる「光」を例えにした説明が印象的だった。

反応スピードが 0.02 秒なので、1フレームごとに変化が可能だとか。
音と光を連動させた時、音が数秒無かった時のことを考えておくとか。

照明と映像は同じ光でも全く異質のものであること、
光量のあるプロジェクタを使っても照明にはなり得ないこととか。

僕が観ている色は、違うだれかの観ている色と違うのかもしれないこととか。

僕は RGB の扱いで CG の世界で行われていることを想像したけど、
とっくに考え得る様々なことを試していたんだってこと。

円形の舞台の近傍で、ミニマムな音楽を大音量で聞きながら、
ものすごいスピードで変化する LED照明の色彩に圧倒されていた。

テクノロジーが表現の幅や可能性を広げる。
その表現に後押しされてテクノロジーがさらに進化する。いいね。

(無理矢理にでも dug さんを招待枠にねじ込んでもらえば良かった。ゴメンなさい)