12/05/2011

[&] Book Advent Calendar (day5) Paul Rand

Book Advent Calendar 5日目は
[ ポール・ランド、デザインの授業 ]
を紹介します。



この本は、Michael Kroeger 氏の著作で、
この時すでに Paul Rand 氏は高齢でしたが、
そのデザインの授業の様子を仔細に取り上げた本です。
薄くて、一見すぐに読み終わってしまうのだが、
なんども読み直すたびに、新しい気づきと発見がある本。

Paul Rand というと数々の素晴らしい絵本や、
IBM のロゴ、NeXT のロゴなどを手がける。
IBM (Eye-Bee-M) の強烈なロゴなんて普通なら誰も発想だにしない。



NeXT のロゴなんて、ジョブズが何回も修正依頼したのに、
頑として「これでいいんだ」と押し通したという。



単にロゴというだけでなく CI (Corporate Identity) としてのブランディング。
ロゴの使い方、色味、使い方の決まり、背景の制限など、
それらを記述した分厚い本があったそう。
他にも abc (テレビ局), ups, 初期の Ford も Paul Rand 氏によるもの。

 デザインとは関係である。形と中身の関係だ。
 Design is relationships.
 Design is a relationship between form and content. (Paul Rand)

学生はこういった事柄について知るべきだね
ぜひとも読んで欲しい本だ.................. と、
最後に参考文献の長いリストがある。
その中から主に日本語訳の出ている本だけでも。


経験としての芸術


知の全体史 (叢書・ウニベルシタス)


教育スケッチブック (バウハウス叢書)

視覚言語―絵画・写真・広告デザインへの手引

世界大思想全集〈〔第1期〕 第24巻〉哲学・文芸思想篇 (1960年)


グラフィック・デザイン全史

写真の歴史―1839年から現在まで (1956年)


批評と真実

文法理論の諸相 (1970年)

形は語る―視覚言語の構造と分析 (人文社会叢書 (2))


Grid Systems in Graphic Design/Raster Systeme Fur Die Visuele Gestaltung



Aesthetics: Problems in the Philosophy of Criticism


ヘーゲル美学講義〈上〉


ヘーゲル美学講義〈中〉


ヘーゲル美学講義〈下巻〉

色彩の芸術―色彩の主観的経験と客観的原理 (1974年)

世界のマーク・シンボル (1) (Graphic elements of the world (1))
世界のマーク・シンボル〈2〉 (世界のグラフィック・エレメント集)


Graphic Design Manual: Principles and Practice/Methodik Der Form-Und Bildgestaltung : Aufbau Synthese Anwendung/Manuel De Creation Graphique : Forme Synthese Application(和書は絶版で入手困難)

あまり知られていないけれど、
Apple の Think different の広告にも出ている。
Paul Rand 氏はもう居ないけど、
この写真を見るたびに、
「楽しんで仕事してるかい?
 精一杯ベストを尽くしているかい?
 ほら、もっと直すところがあるんじゃないかい?」
と、言われている気がして、身が引き締まる思いだ。