12/28/2011

[&] redesign

今日は:
[ 暮しのリ・デザイン―生活で測り直す (1980年) ]
を紹介します。



先日、目黒区美術館で開催されていた(現在は終了)
DOMA秋岡芳夫展 モノへの思想と関係のデザイン から
いろいろなことに興味がわき、
秋岡芳夫氏の著作をいろいろと読み始めている。
この本もその一冊。

ほとんどのごはん茶碗が 105g 前後なこと。お椀は100gくらい。
コーヒーカップは 110g〜120g くらいが一番売れているとか。
その他にも箸、タバコ、カメラの重さなど、
普段手にするプロダクトの「重さ」に着目する。

人間は100グラム前後であれば、ものすごく正確に手で計れることとか。

普段、モノに対して見た目や使い方には注目するが、
重さに関しては意識的に注目していなかった気がする。
無意識下で、このコップは少し重いから使いにくいな....
....とか感じたりはしていたけれど。凄く奥が深い話だ。

        薪 石油よさらばの村
      山の篭 雑木山の炭焼じいさん
      栗の木 ほんとにいい木だ
      栃の木 巨木をパルプに砕くなんて
       割箸 吉野で樽屋が儲からなくなると
   板を創る阿呆 酒屋の大火でまた一人
      打歯物 村の鍛冶屋が東京に
       槍鉋 法隆寺の鉋がいまマンションで
     職人太鼓 小浜の宗像さんの祭
       合砥 床屋は砥石屋に通わなくなった
      幻の石 但馬砥が見つかった
        椀 第二の目で買いたい
パイプもそば猪口も みんな手頃な目方だ
       包丁 重量のデザインがしてある
    木の床と畳 なぜ日本人は玄関で靴を脱ぐ?
     女の椅子 生活で測って創ろう
     男の椅子 肘なしに限る
    大学の食堂 あきらめ喰いはよくない
     中古愛用 ライカシステムの耐用年数
  風呂も新幹線も 繕って使い続けたいんだが
   土間のある家 ぼくの家は工房住宅
 木のクラフトマン 楽しんで鳩を作ってます
       民芸 いま益子で風化している
     裏作工芸 日本の工芸の四つの型
   裏作工芸展を グループ モノ・モノの企て
  週一日制がいい 画廊も道具図書館も