12/25/2014

[&] 1000 books #11 - The Last of the Really Great Whangdoodles



「安藤日記の千冊紹介」11冊目は、
『偉大なワンドゥードル最後の一匹』ジュリー・アンドリュース

メリーポピンズや、サウンドオブミュージックで知られるジュリー・アンドリュースの書いた子供向け空想小説。
いしたにさんがインタビューで取り上げていたのを見て思い出しました。

想像力を触発するためか、挿絵がいっさい無い本。
2008年に新訳で再販されました。
新訳の方は、ちょっと翻訳っぽさが残っているので、好みが分かれるかもしれません。
なんといっても初版本の方が、最後のセリフが小粋で、読後感が素晴らしい。

読んだ年代によって、登場人物の誰に自分を投射するのかが変わってくるので、
読んだ人それぞれで、とらえ方が異なる本かもしれません。
読む前と、読んだ後では、確実に世界観が変わります。

文字だけなんだけど、絵本みたいな本。