2/13/2016

[&] FITC 2016 - Brendan Dawes



FITC 2016 Day1
不完全なものたち
with Brendan Dawes

本日はありがとうございます。
子供のころから東京にきたかったのでうれしいです。

母は、私が何の仕事をしているか知りません。
説明するために、こんな絵を用意しました。

アートとテクノロジーとデザインが重なった部分に、
私が居ると説明すると、やっぱりキョトンとしていました。
これが私のプロセスです。
皆さんも同じような感じじゃないかとおもいます。
最初はカオスから始まります。
自分で何をしているかもわかりません。
最初は美しく無いかもしれませんが、最後は美を目指して
作業していきます。

でも課題もあるんです。
皆さんに向かって左側は、完璧な姿です。
実際に作れるのは、右側にあるものです。

新しいことはどんどん学びながら、知識を蓄えながら、
ギャップが無いもの。完璧なものを作り上げることができます。

それを実現するにあたって、小さな実験、いろいろ試してみます。
例えばここの実験、後に役立ちます。
ひとつひとつみるとつまらないものですが、
それらを組み合わせるとパワーになります。

本日は組み合わせ、組み合わせがもたらす力について話します。
携帯電話の中にはいっている振動素子を使います。
コストで100円くらいです。
ひとつ一つみれば、それほど面白いものではありません。
でもこんな面白いものができます。

実際こちらのワークショップは、アラプという会社と一緒にやっています。
中国の鳥の巣みたいなスタジアムを作るところです。
アラップは、大型のプロジェクトもやっていますが、
社内のプロジェクトで遊んでみて、いろいろやっています。

これから様々な要素を組み合わせた3つのプロジェクトを紹介します。

数年前になりますが、イギルスのモバイル事業者 EE から
4Gのアートワークを作って欲しいと言われました。
まず3日分のデータをもらって、そこからアートピースを作る
というものでした。
最初はさっぱりわからなかったので、過去の実験内容を
振り返りました。

当時はフラッシュでインターフェースの実験をやっていました。
最初にデータが入ってきたときには100ツイート入ってきました。
レイヤードを使いながらやってきました。
実験ですので、意味がなかったのですが、
三日分のデータがファイルで送られてきました。
私が作ったシステムは 1000ツイートを元に、複数のイメージ
を作る。ロンドンだけで 600万のツイートがやってきて、
システムに取り込んだら、クラッシュしてしまいました。
ロンドンの代理店から、連絡がきて、あまりにも美しいと、
答えるしかありませんでした。

そこで、シンプルという原則に戻りました。
少しづつキャンバスに展開していけば、数が多くても
描けるということに気付いたのです。

三日間を分数でみると、4000分、外へ向かって時間が経過していきます。
白が多いのは、二日目です。
これはハリケーンサンデーの時期でもあったのです。
テーマごとに色分けされています。
白の後に黒くなっているのは、皆が寝ているということです。
翌日は誰もハリケーンの話しなんて気にしていないことがわかります。

猫の話しとか、食べ物の話しとかに戻ってしまっています。
これはいかに SNS のテーマが一過性が高いのかが
わかります。ここに表れています。
色ごとにテーマが別れていますが、割愛します。

赤は、オバマ大統領が訪問した時です。
ロンドン、マンチェスターを表現したものです。
マンチェスターユナイテッドがゴールした瞬間です。
https://gdblogs.shu.ac.uk/b1007182/2013/11/07/brendan-dawes-ee-digital-city-portraits/

いろんな人の興味をひくことができました。
それぞれの都市の丸で、どんなストーリーかを示す
触媒になっており、
グラフィックアートが示す表現でした。

●Local Murmurs
http://www.psfk.com/2016/02/airbnb-installation-sundance-film-festival-brendan-dawes.html

世に出るべきアイデアから、会話を広げて行こうという試み。
ボタンを押すと、世界の誰かがつぶやいたハッピーな言葉が
レシートとして出てくる仕組み。
ネットで広まって、人気がでました。
ネットで1日話題になりました。ネットで1日は長いです。

こういうアイデアを外に出してきました。
それがどんな人の目にとまるかは想像外のところにあります。
その結果 airbnb の目にとまりました。
インスタレーションに使われることになりました。
元のものは、シビックエンターテイメントが作りました。
かまいませんよ!よければ新しいものを作りますよ!と返事しました。

問い合わせがきたら、ディスカッションを開始しましょう。
それによってより良いもの、改善をするきっかけになるからです。
そこで、ハッピーマシーンのairbnb バージョンを作りました。
来た人にツイートしてもらってその言葉を使うようにして、
12台作りました。できるかどうかわかりませんでしたけど。

21 世紀のデザイナーであるならば、さまざまなツールを使い、
ネットも活用するということになる。
バックエンドのサーバーも用意し、3Dプリンタで筐体を作り、
電子工作は全部自分で作りました。
グーグルの力を借りれば、一人で全部できてしまうのです。

検索しながら、一人で作っていきましが。
時間的には4週間という期間でした。
私は、 fusion360 というツールを使いました。簡単に使えます。
4週間かけて、作品を出荷することができました。
5000以上のストーリーを手にする事ができ、
大変すばらしい成功を収めることができました。

個人プロジェクトをどんどん社会に広めていくのです。

●Doris Le Bot
これは Twitter 向けのプロジェクトで、パリが会場でした。
Twitter から 1日のインスタレーションをやりたいと言われ、
会場にスクリーンがあったのですが、それが窓のように見えました。
Twitter としてはツイートしてもらって、なんらかの仕組みで、
システムで表現して欲しいと言われました。
ツイートを泳がせてはどうかと提案しました。

https://vimeo.com/118335300

そこからアイデアが生まれて、どういう方向性に向かうか、
決めていくことができます。

形状を sin 風、魚っぽくするために、こういう形状にしていきました。
悪くは無いけれど、なんかつまらない。
期待どおりに泳いでいるだけでした。
そこで、過去の実験の内容を振り返ってみました。
今役立つかもしれないと考えてみていきました。

球体の周りを線が動くものを作っていたので、
それも面白いと思いました。

ただ直線的に動いているよりも、詩的だと感じました。
もちろんここから作業を反復させて、磨きをかけていきました。
皆さんにコツをお伝えします。
クリーチャーを作りたいのであれば、目をつけることをオススメします。

それぞれの生きものは、ツイートを表現している
ユニークな生き物となります。
ツイッターを使っている年数が長いほど、カラフルな色になり、
ツイート数、5000人以上のフォロアーが居る人を追い回す人、
フォローの数が多い人は多きな目になります。

作品を作っていると、副作用もあります。
3Dメッシュもその一つです。
このようにもともとデジタルだったものを現実になり、
ツイッターのデータがもとに、生き物のようになっています。
エキサイティングなツイートをする生き物とかがわかります。
私ならどんなツイートなら?
私はこれでした。(笑)
すごいガッカリしました。
2007年からツイッターを始めていたのに。...

お気に入りをいくつかプリントしてみました。
お客様も大喜びで、クリーチャーが入ったボックスまで作りました。
大きな目もアンテナも着いている生き物。
キョロキョロ見回しているのです。

最後のまとめ。

DATA BY ITSELF
IS NOT ENOUGH
DATA NEEDS BOETRY

データそのもだけでは充分ではない、データは詩的表現が必要なのだ。