7/24/2013

[&] SIGGRAPH 2013 (day3) Pacific Rim - ILM


SIGGRAPH 2013 (day3) Pacific Rim - ILM

http://s2013.siggraph.org/attendees/computer-animation-festival-production-sessions/events/cancel-apocalypse-–-industrial

Pacific Rim ゴジラ・ラドン、エヴァンゲリオンに影響を受けている。
ロケハンは Google Street View で。
テストフィルムのゴージャスな音は Skywalker Sound.
カナダトロントの雪で覆われたスタジオでグリーンバック撮影。
オフィスの 1/5 詳細模型を作って撮影。破壊の様子などを再現。
実物作って壊すより、コストが少なくてすむ。まるで超アナログ PreViz みたい。
破壊のシーンには、オレンジ、グリーン、赤と、様々な色がちりばめられている。

Ultraman Vs. Gyango "The Ruffian from Outer Space" のストーリーを参考にしている。
「怪獣 Kaiju」 Strange Creature, Giant Monster を表現
怪獣のコンセプトアートは Wayne Barlowe 氏




1/10 クラスの粘土モデルを作って検討。
象やワニの肌の質感、オットセイの歯、爬虫類の目
小型の虫、岩肌、砂漠の岩肌を参考に。
ZBrush で、怪獣の細かな質感を作り込む。最初は色づけ無し、ブラウンのみで。
その後、口や目など、リギングを進めて動きを検討。
中身の構造や、怪獣がダメージを受けた跡のことも検討。
出来上がったモデルを、実写の背景の上に載せて Displacement マッピング等を検討。
どこを詳細化していくのか、ディテールを詰めていく。
筋肉や、重心を考慮したジグで、筋肉の脈動感がシミュレーションされている。

Jaeger ; ドイツ語でハンターの意味。
主人公ロボの Striker Eureka は鉄人18号を参考にしている。
ブラウンの粘土模型をつくり、船や車の質感をもとに、細かな設定を作った。



ロシアのキャラCHERNOは、ボイラーや古い機械を参照に。 EXRで作り背景と合成してチェック。
ECHO BEIJIN , COYOTE、古い潜水艦や、空母を参考に。
数多くのサンプル、リファレンスを集めて、差魚うをすすめた。
SEAS - Edge Creasing, Subdivision の回数を考慮して、モデルの詳細度を調整。

Gipsy Base Asset 790,000 verts, 2050オブジェクト
高精細時は 1,920,000, 2350 オブジェクト
トランスフォーマー Optimus は 1,900,000 verts 10,000 オブジェクト

WORKING WITH GUILLERMO
インパクトのあるカットや、ポーズを重視。プリレンダリング状態で検討。
SCALE
パンチのスピードが早すぎないように注意し、重厚感を持つくらいの遅さに。
MECHA MOTION
モーションキャプチャを活用したが、ロボを人間がコントロールしていることを意識して利用。
JAEGER STYLE
脇や肩の稼働部分など破綻のないメカニカル構造になっている。

ボリュームレンダリングで合成用のライティング効果とか。
スパークや、スモーク、ボリュームライト、フォグ、それぞれを別レンダリングして合成

Base FX, HYBRIDE らも参画
http://www.fxguide.com/featured/monster-mayhem-pacific-rim/