4/26/2004

みなとみらい駅で開催中のインタラクティブメディアアート展 [in the tube]

ちゃんと動いているか日々頻繁に WebCam で確認する。 今日は、小さな二人組の姉妹がスキップしながらとても楽しそうに遊んでいた。 いつまでもいつまでも飽きずに興味を持っている様子が伝わってきた。 親に手を引かれ「帰るぞ〜」と言われなければ、まだまだ遊んでいただろう。

様々な分野の人たちの英知を結集して創り上げた、このシステムとこれらの作品群。 まだまだ早熟なメディアで、うまく動作しないことも多々あったけど、 少なくとも僕はこのシステムを誇りに思う。

P.K.ディック原作、映画マイノリティー・リポートに出てきた インタラクティブ広告に比べれば、完成度は足もとにも及ばないけど、 未来の表示装置への一歩を踏み出した気がしている。 数年後、十数年後に振り返って、今日のこのシステムが「礎」になったことに 気づく日が来ると思うんだ。

今日みかけた小さな姉妹の将来は、美大生かもしれないし、たくさんの子持ちの主婦かもしれないし、 はたまた道を間違えて、プログラマになるかもしれない。 遠い将来は忘れてしまうかもしれない子供達の記憶に、どこの誰とも分からない子供の頃の貴重な時間にちょっとだけ影響を与えられたことをとても僕はうれしく思う。
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「十分に進んだテクノロジーは、魔法と見分けがつかない」
"Any sufficiently advanced technology is indistinguishable from magic." (Arthur C. Clarke)