11/02/2013

[&] Android 4.4 KitKat - UI Design

Android 4.4 KitKat の UI デザイン面に関する更新項目の紹介文を
読みやすいように、勝手翻訳しました!(CCライセンスに基づいて)。

Android 4.4 KitKat がリリースされ、
新機能とか、開発者にとって便利なAPI とか盛りだくさんで、
単にバージョンが 0.1 あがった以上の嬉しさがあります。

Google Android チームは、スマートフォンの利用ユーザーや、
Android アプリ開発者の要望や、ニーズを正確にとらえています。
企業戦略云々ばかりではなく、開発者にとって優先順位の高いところから、強大なリソースを投入して、
改善しているという印象が強く感じられたのもの、今回の Android 4.4 KitKat です。

機能面での紹介は、各種オンラインメディアや、
Google の +Ryosuke Matsuuchi さんによる日本語の約20分の紹介ビデオで詳細に解説されています。


UIデザイナーに関係しそうな部分は、Chrome ブラウザの WebView が使えるようになったことから、
KitKat用のネイティブ+Webページ(いわゆるハイブリッドアプリ)は
旧来の Android 標準ブラウザではなく Chrome ベースで考えることになります。
あと、デバッグ接続している時、デモ用などに画面の録画が可能になったのは、とても便利。

ということで、KitKat のデザイン面の更新部分に関して取り上げたいと思います。



■ New in Android
http://developer.android.com/design/patterns/new.html#kitkat

■あなたのアプリのブランディング手法



Androidには一貫した仕様がありますが、アプリの見た目をカスタマイズできる柔軟性もあります。
自分のブランドイメージを強化することができます。

Androidフレームワークでは通常、UI部品は青系の色です。
これをあなたのブランドカラーに変えてアクセントにしましょう。
例えばチェックボックス、プログレスバー、ラジオボタン、タブ、スクロールインジケーターの色などです。

アプリランチャー用のアイコンと名前を印象づけるため、
ユーザーがアプリ内のどの画面でも目に入るように常にアクションバーに表示しましょう。

色使いやロゴ、アイコンなどのブランディング ( http://developer.android.com/design/style/branding.html ) によってそうした部品や他のポインターが際立つかどうかは、
ブランドの持つ要素をアプリのビジュアル要素にどう組み込むか次第です。これは大変おすすめの方法です。

■タッチ操作のフィードバック色



Android KitKatより前のAndroidは、タッチ操作した際の標準のフィードバック色は鮮やかな青でした。
タッチするごとに高いコントラストの色で驚かされ、
あなたのブランドカラーと色調がなじまないことがあったかも知れません。

Android KitKat以降のAndroidでは、タッチフィードバックはさり気なくなっています。
何かにタッチした時、デフォルトではバックのカラーがわずかに明るく、または暗くなります。
これには2つの利点があります。つまり、
(1)ちょっとした反応の方が、強い色で驚かされるより心地よいこと。
( http://developer.android.com/design/get-started/principles.html#sprinkle-encouragement )
この場合、標準のタッチフィードバックは、どんな色調を選んでもその色と同じ系統の色で動作します。
そして
(2)自分のブランディング色を組み込む際に、この新しい方法の方がずっと簡単であるということです。
「タッチフィードバック」のページが更新されているので、詳しくはそちらをご覧ください。
( http://developer.android.com/design/style/touch-feedback.html )

■フルスクリーン対応



Android KitKatではフルスクリーン表示のサポートが強化され、
アプリでスクリーン全体を利用できるようになりました。
さまざまなアプリやコンテンツのニーズを満たすためにアプローチ方法が少し変わったのです。
新しい「フルスクリーン」の解説ページでは、より深くユーザーと関わりあう方法についてのガイドが載っています。
( http://developer.android.com/design/patterns/fullscreen.html )

■新しいジェスチャー操作



更新された「ジェスチャー」のページでは、
( http://developer.android.com/design/patterns/gestures.html )
Android KitKatの更新された新しいジェスチャーであるダブルタッチドラッグとダブルタッチについて紹介しています。
このジェスチャーはコンテンツの表示サイズを片手で変更操作する時に便利に用いられます。

(訳注:Google Maps アプリに実装されている、二本の指または、両手でピンチイン/アウトする代わりに、片手の指一本で、ピンチイン/アウトと同様の拡大/縮小操作を簡単に利用するための操作方法です。この操作は、歩きながら使うアプリや、片手での操作が前提である状況において、特に効果を発揮する便利な操作方法です)

( Creative Commons Attribution 2.5. )
http://developer.android.com/design/patterns/new.html#kitkat

翻訳の間違い等あれば、ご指摘いただければ幸いです。
Google から公式の日本語翻訳ページが登場するまでの暫定版だと思ってください。