3/20/2014

[&] Design Principles of Android Wear (Japanese Translation)

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Android Wear のデザイン原則(日本語訳)
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Design Principles of Android Wear(原文)
http://developer.android.com/wear/design/index.html


Android Wear デバイスは、ネットの世界に接続されたり、現実世界に存在したりできるように、ちょうど適切な時にだけ適切な情報を提供してくれます。

ここに Android Wear プラットフォームにおける、素晴らしいユーザーエクスペリエンスを設計するためのガイドラインを示します。Android Wear を設計することは、携帯電話やタブレットを設計することとは実質的に異なります。あなたのコンテンツを Android Wear の世界と連携して動かす方法を説明しましょう。


Android Wear の体験は以下のようなものです:


●状況に応じて対応でき、洗練されていること

これらのデバイスは、コンピューティングに対する新しい認識レベルをもたらします。ユーザーからの注目や入力を要求するのではなく、Android Wear デバイスは彼等の状況と状態を認識し、適切な時に適切な情報を役立つ方法で表示してくれます。それらはタイムリーで、関連性があり、限定的なものです。

●一覧的であること

我々の視野に入らない時でさえ、ウェアラブルデバイスは一日を通してずっと使用されます。効果的なアプリは、なるべく手間を省き、一日中、関連する情報の小さな断片を提供するために、最適化され、情報負荷を最小限にして提供してくれます。短く、機敏で、即時的なものです。

●全く操作無し、または少ない操作ですむこと

小型の外見によりもたらされる強みに忠実でありながら、どうしてもユーザー入力が必要な場合にのみ、Android Wear は簡単な操作で実現します。ほとんどの入力は、タッチ、スワイプや音声に基づいているので、細かな入力操作を必要とする入力が回避されます。身振りや、簡単で、素早く操作できるものです。

●有益であること

Android Wear は、優れた個人秘書のようなものです:あなたとあなたの好みを知っているので、どうしても必要な場合にのみ、あなたの操作を中断させます。そして、予め準備された答えを提供するために常に手元にあります。効率的で、丁寧で、俊敏な反応をもったなものです。

ユーザーの注視を大切にする一方で、世界の残り部分へのスマートな接続を提供することにより、Android Wear は個人的でありながら世界的で、シンプルで洗練され、目立ちませんが、常に準備万端で用意されていることが感じられます。これらの原則を尊重する「通知(ノーティフィケーション)」は、全体的な Android Wear エクスペリエンスの中でもホーム画面で最も有益さを感じることができます。

■通知の UI パターン


Android の通知は、メインストリーム内でカードとして表示され、Android Wear 体験の中核を形作ります。 通知用の主要な Android デザインガイドラインの多くは、Android Wear でも適用されます。ユーザーの関心を大切にし、不必要な中断があなたのアプリケーションの評判にどのように影響するのかに気をつけてください。

通知から、必要の無い文字を省いて下さい。グランサビリティ(一目瞭然であること)のために、文章を読まなくて済むようにしてください。文章ではなく、単語やフレーズを使ってください。ちらっと見るだけで充分で、読まなくても済むようにするのが重要です:あなたのメッセージを伝えるために簡単なアイコン、絵文字、及び映像化表現をうまく使ってください。

いくつかのケースでは、特にメッセージ系のアプリと一緒の場合、カードは1つの画面に収まり切らない動的なコンテンツを含むことがあります。これらの場合では、コンテンツは自動的にカードに収まるように切り取られます。その際はユーザーがタップして拡大した時に、完全なメッセージが提供される必要があります。

通知の優先度は、優先度の高い処理をしながら、唯一時間制限のある通知で、あなたの通知の緊急性を反映させるべきです。アクティブ通知は - すなわちデバイスを振動させるものは - ユーザーへの緊急の通知や行動を起こさなければいけない状況(例えば、設定した時間のリマインダー、親しい友達からのメッセージ)を必要とする場合にのみ使用されるべきです。緊急ではない時の通知(例えば、乗り継ぎ時間、毎日の歩数カウント、ソーシャルネットワークの更新)は、カード表示の流れに静かに追加されるべきです。

●Actions


アクションは、ユーザーがあなたの通知に基づいて行動できるように、あなたの通知の右側に表示されます。最大3つまでのアクションが許可されます。最も頻繁に使用されるアクションは最初に配置されるはずですから、あなたのコンテンツからたった1回のスワイプ動作で次に移ることができます。

アクションは、アイコンとキャプションで構成されています。アイコンは、PNGファイル、透明の背景に白色、64 × 64 DP でなければなりません。キャプションは、動詞的な表現で、短く、自動的に1行に切り縮められます。

アクションは、オプションです。多くの有益な通知がアクションを含める必要は全くありません。

アクションボタンに関する開発者の詳細につきましては、Android Wear用の通知を作成する
[ Creating Notifications for Android Wear ] を参照して下さい。

●Images


画像は、コンテキストと追加のグランサビリティ(一目瞭然であること)を提供しながら、ストリーム内のカードの後ろに表示されます。あなたの画像は、通知の主要メッセージをサポートする必要があります;例えば、スポーツチームに関するカードは、そのチームカラーとロゴを含めることができます;連絡先からのメッセージは、その人のプロフィール写真を表示させるはずです。

カードが部分的に画像の下の部分を覆ってしまうこと考慮に入れておいて下さい。画像は、少なくとも hdpi の 320 × 320 ピクセルでなければなりません。水平方向にスワイプされる際に画像背景は移動しますから、ページやアクションを含む通知上で、横長の画像の方が上手く表示されます。

Android Wear 用の通知を作成する [ Creating Notifications for Android Wear ] の中で示されていますように、大きな画像を追加するためには、任意の通知と共にsetLargeIcon() を使用します。

●Application Icons


アプリケーションのランチャーアイコンは自動的に通知の印として、カード上に配置されます。あなたのアプリケーションで通知タイトルや背景画像をアイコンに使用しないでください。その代わりに、あなたのアイコン自身を識別しやすいものにして、カードや画像で明確で簡潔なメッセージを提供することに集中できるようにしてください。setHintHideIcon() を使用して、このアイコンを表示しないように設定することができます。

■ページ

Pages は、ストリーム内のあなたのメインカードの右側に表示することのできる追加のカードです。あなたの主要メッセージが短い断片に収まらないくらい長い場合には、あなたのメイン通知に多くの情報を詰め込むことでグランサビリティ(一目瞭然であること)を犠牲にしないで下さい。その代わりに、追加のコンテンツを提供するために Pages を使用して下さい。

  

Pages は、メイン通知カードのすぐ右側に表示されます。一般的にそれらは、メインカードのコンテンツの詳細情報や代替ビューを提供するために使用されます。例えば:

現在の気象カードが、その後3日間の予報を表示する追加のページを提供するかもしれません。
次の列車の発車カードは、その次の発車時刻を表示する追加のページを提供するかもしれません。
毎日の歩数カードは、カロリーと距離の関係を表示する追加のページを提供するかもしれません。
あなたが追加するかもしれないページ数に特に制限はありません。
しかし、操作を必要とする通知は、操作が簡単にできる状態であることを確認するために、3ページ分だけを表示するべきです。

Pages は、あくまでオプション機能です。多くの有益な通知機能が必ずしも Pages を含める必要は全くありません。

Pages に関する開発者の詳細につきましては、通知にページを追加する [ Adding Pages to a Notification ] の中で説明を参照して下さい。

■通知スタック

 

Stacks は、同一のアプリケーションからの複数の通知をひとつのカードの束にまとめることが出来ます。ページはひとつの通知についての追加詳細を提供し、Stacks は複数の同種の通知をまとめます。Stacks は、ユーザーが、中に含まれている個々のカードにアクセスできるように拡張することができます。

Stacks は、ユーザーのストリームに負担をかけずに、複数の役立つ通知を追加する方法です。アプリケーションが複数の同時に通知を出すのであれば、それらを Stack にまとめることを検討してください。

Stack 内にある各通知には、別個のページと別個の動作が含まれており、それらはその特定の通知に関連しています。ユーザーは、Stack 内の通知カードを拡張すると、これらの動作にアクセスすることができます。

Stacks について、開発の詳細は、スタック通知 [ Stacking Notifications ] の項目をご覧ください。

■音声応答

 

音声応答は主に、ショートメッセージを音声入力で記述したり、ハンズフリーでの利用を提供するメッセージアプリケーションで使用されます。最大5つまでの提案型返信、或いは広範囲な状態で有用である「自動返信機能」も提供することができます。これらの自動返信機能はユーザーがタップすることで、話すことが望ましくないかもしれない場合でも、簡単な返信を素早く送信する方法を提供できます。

選択肢の中に、シンプルなものだけではなく、あいまいな返答も含まれるようしておいた方が良いでしょう。長めの音声応答は、自動的に音声応答UI で切り詰められるかもしれません。

音声応答の作動に関する開発者の詳細については、通知から音声入力を受け取ること [ Receiving Voice Input from a Notification ] に関する記載を参照して下さい。

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