11/14/2014

[&] Evernote's A.I. Design - Taido Lantz Nakajima



Evernote 中島大土氏 at Apple Store Ginza
シリコンバレーで働く日本人デザイナーが語る、これからのデザインとものづくり

[講演の内容は写真撮影禁止でした]

今日のイベント名は..... ちょっと長いですね。
すべてこのことを話したいです。最初の40分、Q&Aを。
皆さんとオープンな会話をしたいと考えています。
デザイナーとしてどうやっていくか?シリコンバレーはどうなのか?

シンプルにするとすると、
FUTURE OF PRODUCT DESIGN
プロダクトデザインの未来は?

自己紹介
TAIDO LANTZ NAKAJIMA
Principal designer at evernote
プロダクトデザイナー、AIチームに居ます。
それもあとで細かく話したいと思います。

僕はシアトル生まれ、高校までシアトルまで。
日本語も変かな?と、顔は日本人ですが、変な日本語が出てくるかもしれません。
SYRACUSE大学でプロダクトデザインと
機械工学を学んできました。

NYに行った方は?
SYRACUSE はその正反対の田舎です。
その後、日本に勉強しにきました。
上智大学です。SOPHIA UNIVERSITY
正直、日本に来るまで日本語が話せませんでした。
どういうカルチャーか知りたかったのです。

こちらの Apple Store 銀座でも勤めていました。
マックジーニアスとして
2001からクパチーノの Apple に勤めていました。
そこでエンジニアから、デザイン、最後に担当したのは iPod の UIでした。
2013年の8月頃から、新しいチャレンジ、
新しい問題を解決したいと考えて、
Evernote に転職しました。
最初、今のアプリのデザインをしたいと思いましたが、
CEOのPhil が、今日話したいメインポイントなのですが、
A.I. です。

A.I. と言えば、人工知能、SF映画を見ると、ロボットみたいな、
人間っぽいキャラクターが出て来たり、
この人だれか知っています?(アランチューリング)です。

A.I. の人工知能の産みの親と言われている人です。
彼のおかげ、A.I. というスタンダードが作られました。
同時に、彼の A.I. というのがマイナスの方向に見られてしまうようになってしました。
人間らしくないものと思われてしまって。

チューリングテスト。
簡単に言うと、コンピュータが人間としてごまかせるか?
人間と思われることが可能なのか?というテストです。

壁を挟んで人間とコンピュータがいます。
会話をします。
コンピュータなのか、人間なのか見分けるテストを行います。
テストの結果、30% の人に人間だと思わせることができれば、
テストにパスしたことになります。
1960年代にチューリングが書いた論文に由来します。

64年かけて、先日初めてコンピュータがこのテストにパスしたのです。
ちょっと違うな?と思いました。
なんでコンピュータは人の代わりにならないといけないのか?
人をだまさないといけないのか?
人間は独特の感情、知識をとって、そこから判断することができる。
コンピュータも知識を引っ張ってくることはできる。
プラスマイナスあると思うのです。
なんで代わりをしないと。

ロシアのチェスマスター カスパロフ。
彼が IBM の DeepBlue のチェスの試合をしました。
彼が初めてコンピュータに負けたチェスプレイヤーです。
コンピュータに負けたから弱いのではなく、
世界でもっともランキングが高いプレイヤーでした。
チェスのランキングシステム、数字によって、高いほど良いプレイヤーです。
この時、カスパロフも、トップになっている時に負けて、
コンピュータには、人間の感情があるとか、カンがあるとか言っていました。

2005年、カスパロフがあたらしいチェスゲームを考えました。
Advanced Chess というゲームです。
普通のチェスなら人間VS人間ですが、
人間+コンピュータが一つのチームで、対戦するというゲームを作りました

チェスのレイティング(イロレイティング)
人間は、勘や感情はコンピュータには理解できないもの。
コンピュータはデータを読みこんで一番いい動き、
それを全部表示することが可能。
何パーセントうんぬんという計算が強い。
コンピュータに任せて、最後の判断は人間がするというチームワーク。

そのことによってレイティング、個人のチェスマスターが、
150%, 200% ポイントがあがったプレイヤーも居ます。
凄いと思いませんか?
前までは、コンピュータは人間の代わりではなく、
人間と一緒にパートナーとしてやっていく。

それなんですね、Evernote がやっていこうとしている A.I. は。
人間の代わりではなく、
人間の見える範囲、情報を拡張していきたいというのが
Evernote のゴールです。

A.I. は Artificial Intelligence は、
パートナーとして、人間を助けていくために一緒にやっていくのが大事という考えです。
拡張する。

Augumented Intelligence
このチームのデザインを担当しているのが自分です。
CEO Phil も AI は Evernote の中心。
ユーザーの経験を、理解して、必要な経験を作っていくために AI を作っていきたい。

A.I. と考えると怖いですよね。
テスラのCEO イーロンマスクも、人工知能が怖いと言ってました。
ターミネーターみたいな.....
まあ、そういう気持ちもわかります。
われわれ Evernote は、それも理解しています。
プライバシーが一番だと思っています。

A.I. の三原則を作りました。

●A.I. はあなたの仕事をより良くする

●A.I. の中心はデザイン(ビジュアルデザインだけでなく、設計)
どういう時に、どういう情報を見せるのか?
タイムオケージョン。どういう時に与えることが可能なのか?
そのためにデザインは大切。
情報を、お勧めするものを違うタイミングでやってしまうと、
引いてしまう。
バランスが凄い難しい。おすすめするものなど。
デリケートにデザインしていく。
AIは我々の中心

●それは、個人の経験をより良くするために AI を使っています。
マシンラーニングを使っている会社は多いです。
でも正直使っている理由は、売り上げのため。
広告などに使われています。
僕のなかでは、それは「悪」です。

ほんとにこれはシリアスに考えていることです。
AI のチームはどういうものを作っているのか?
この何年間か、トップノーツ、関連ノート、
ディスクリプティブサーチ、自然言語検索、
今年数日前、発表したばかりで、Evernote Context という機能。

あなたが一番役に立つ情報を表示するという機能です。
資料を書いているとき、関連するノート、関連する人、
LinkedIn のプロフィールを出したり、Evernote Business であれば、
社内の同僚のプロフィールを表示するなど。
ニュースの記事、タイムリーな記事を表示します。
あなたが重要と思っていることに関することがでていくる。
これを見て、待てよ?これって、自分のアカウントのノート?
同僚のノート?
人やニュースはどうなんだ?中に入っているものじゃないじゃないか?
ユーザーのデータを見ているのか? それは違います!
我々の AI三原則にしたがっています。

必要なものを、スマートに仕事できるように考えられています。
売り上げを増やしたいわけではありません。

Evernote の話しが長くなってしまいました。
Future of Product Design
プロダクトデザインの未来について、
プロダクトデザインの未来は何か?
工業デザイン、フィジカルなものから作ったデザインから、
ここ数年で、デジタルなものになってきた。

次のステップは何なんだ?
A.I. IS THE FURURE OF DESIGN
AIがデザインの未来。
今のモバイルは AIを使っていない。
ユーザー自身を理解しているわけではない。

いつも携帯電話もってますね?
なんでそんなに大切なものが、あなたのことを理解していないか、納得がいかない。
もっと理解して、一日をよりよい生活にしていくのが大事だと思います。

このまえ、Google サンフランシスコでデザインのサミットをやりました。
Google FORM
Matias Duarte も AI の話しがでてきました。
彼も AI がデザインの未来だと言っていました。

皆さん、携帯電話を持っていますよね?
皆さん電話しているじゃないですか。話している時、画面は真っ黒ですよね。
こういう時に、どう情報を見るのかな?と思うじゃないですか。
今の時代はウェアラブルになってきて、
どう連携していくのか、電話で話している間は、時計に情報が表示されたり、
今話している人が、ノートやメールを表示するとか、
どういうことを話したらいいのか表示されたら。
それも AI なんです。
そこの内容、どういうトピックを表示したらいいのかが AI です。

WHAT TO DESIGN FOR?
どうやってこのことをデザインしていくのか?
DON'T DESIGNTOSOLVE FOR A PROGRAM
何をやったらダメなのか?
デザイナーとして、問題を探す、それを解決しようとする。
AI を使うものは、まだ問題が発生していない。
まだ新しいものなので、目の前の問題を解決とは違う。
経験はそのままのレベルでしかない。
AIで経験を上げていくのが未来のデザイン。

問題を解決するデザインではなく、
現在の経験をエレベートしていく。
解決と改善の違い。

電話で話している時にウェアラブルの方に情報を映す、
それは経験を改善している。
スピーカーフォンを使えばいいので、経験が壊れているわけでは無い。

Evernote も、この考えでデザインしていっています。

DON'T FOLLOW TRENDS
トレンドを真似するな。
今流行っていることを真似するな。
いろんなアプリを真似してしまうんです。
実際それがベストなのかというのは別なんです。

一つの例として、ナビゲーションボタン、どうやって動く?
左に情報を置く?タブにする?
そいうのはトレンド。
ナビゲーションは 6/6plus だと体験が壊れてしまう。
そういうのはトレンドといって、
今よくても、未来はダメなんじゃないか?というものがトレンド。

DESIGN FORAN EMOTIONAL EXPERIENCE
これは凄い重要です。
経験、感情、いい感情、経験の上で、感情的、いい感情を作れるデザインを作れ!
ということ。
我々がおし進めていることは、セレンディピティ感を作ろうということ。
サプライズや、ハッピーを作ろう。
欲しいと思ってないときにも、何か出てくるときとか。

ユーザーがいい経験ができるかというのは、感情次第。
感情をコントロールできませんが、
いい経験、うれしい感情を出せるような経験を作れるような道を
そちらにデザインしていければいいと思います。

Evenote では CEO Phil も良く言っていますが、
「我々はセレンディピティボタン」を作りたくない。
「今欲しい」というボタンを押すのではなく、
欲しいと分かっていない。もっと情報が必要と思うことが少ない。
検索をしたら良いと思うのですが、
そうして自然と必要な情報、関連情報、よりよく出来るために
情報を表示した時に、セレンディピティボタンを作らずにできる経験を推奨しています。

HOW TO DESIGN THIS?

CAROUSEL アプリ / DROPBOXアプリ
ストーリーをユーザーに伝えなければいけない。
一番最初にデザイナーがストーリーを教えるのはエンジニアです。

初めて起動した時の画面です。
FLE First Launch Experience と言います。
どうやって使うのか?教えるための画面。

まずはエンジニアにデザインを渡します。
エンジニアが「これ作るよ!」と言います。
UIがバウンスするんだとか想像しても、
エンジニアが静止画を見ても伝わらないんです。
実際、画面と画面の間のストーリーが抜けているのです。

LOST INTRANSLATION
ストーリーが正しく伝えられない。
エンジニアにも損、デザイナーも損、ユーザーも損、

Photoshop, Ai, Id, Sketch パワフルなツール、
ちょとと問題なのは、結構前に作られているアプリ、
写真編集や、紙面編集のためのもの、
モーションで説明しなければいけないが、
一つの画面しか作れない。
そこでチャレンジがでてきている。

プロジェクトがあります。
最初のコンセプトは、Photoshop, Ai,
エンジニアは、xcode で。
デザイナーのスキルとしては、美しいデザインを作るところまでで、
動かすものを作るのはエンジニアですが、
その間にギャップがありすぎるのです。
出来上がったときには、思ったものになっていない。

この数年に新しいムーブメントがでてきています。
それはプロトタイプです。
コーディングもできる、デザインもできるユニコーンと言われる人は居ました。
動くものを作らないといけない。

PIXATE
FRAMER.JS
QUARTZ COMPOSER
ORIGAMI
INVISION
FLINTO
PROTO.IO
AFFTER EFFECTS

先ほどのカルーセルの例、Framer で。
ちょとだけコードを学べば、動きも作れ、説明がもっと簡単にできます。
結果としては、こういう作品が出来るのです!

二枚のスクリーンショットと比べると、
全然違いますよね。
モーショングラフィックスは、シリコンバレーでは凄い動きがあります。
Apple も Google も、やはり、ものが動く、経験ができる。
感情が表せるのは重要。

ツール、作っているものを勉強して行かなければいけない。
さっきお見せしたグラフです。
プロトタイプツールを使えば、エンジニアに近づいていけるな!と思います。
どうアプリが動いたらいいのか、説明するには、とても便利なツールです。

The best way to predict the future is to invent it. - Alan Key

それなんですね AIというのは。
今のトレンドではなく、
未来を作っていく。
どういう感情を表したいのか?
それをするには、今の問題だけを解決するのではなく、
先 1-2 年、新しい技術い対してデザインしていかなければいけない。

WE'RE HIRING!
AIのインターン、プロダクトデザイナー、
機械学習のエンジニアを募集しています!

一緒に夢を追いかけたい人は、ぜひ一緒に働きましょう。
経験を作っていくこと。
今無いことを考えていくことがデザイン。
底が見えないのが未来です。

Q. Apple で学んだことは?

A. Apple はデザインが一番だと思っている。
ダメだと思ったら、位置からやり直したり。
それを Evernote に持っていって活躍しています。
AI はデリケートで、ユーザーがなんでここに出ているの?
信用感を無くす可能性が高い。そのバランスです。
時間をかけて、何度も何度もつくって、考え直してやるのが大事。大切に思っています。

Q. 未来の分からないものをデザインしていく、難しい。
個人で未来のわからないものを大切にしているもの、チームとしての行動習慣などがあれば、教えて欲しい。

A. 未来が分からないデザインに関して。一つは、僕として重要視しているのは、
自分を今のスタンダード、今の普通が普通か?経験のスタンダードだと思うのがダメ。
携帯電話での体験でも、正しい答えがその場で出るわけではないのですが、
もっといい経験、キュリオシティをいつも持っていること。
Evernote としては、話し以上に、どうやって今の経験をよりよくしていくのか?
何が足りていなんだろう?と毎日考えています。

Q. 作り手の目線と、ユーザーの目線がかけ離れる時があると思うのですが、
どういう時に、ユーザーの目線に立つ工夫をしていますか?

A. 正直結構難しい。自分もユーザーでも使い方が違うかもしれない。
ひとそれぞれ。ストーリーボーディング、どういうユーザーが居るのか。
デザインというか、当てていくこと、パワーユーザー、
こういう状況で使う人がいる、それぞれどう使っていくのか、
そこから UI と UX を考えていく。
個人の一日というもの、どうやってアプリや機能を使っていくのか、
それがイメージできた上で、デザインしていこう。
それが必ずしも間違う時、全然違う使い方をされるとき。
当然だと思っていても異なる時がある。
A/B テスト、複数のパターンを作って、限られたユーザーに使ってもらう。
それのテストをして、ソリューション A がいい!とか、そこで決めることができる。
今ではアナリティックスを使っています。

Q. プロトタイプが重要だと思っていますが、デザイナーとして仕事していますが、
壁、ブロック、エンジニアのコミュニケーションの中で、
デザイナーとしてどこまでヤルのか? その一歩先の部分、デザイナーもコードを勉強すべきなのか?
デザイナーとしてどの領域を高めていくのか?

A. いい質問です。簡単に言うと学んでいくベキだと思います。
大きな理由としては、これから出てくるデザイン系大学生は、コーディングも出来ます。
JavaScript とかも。そのスキルで仕事場にデビューしてくる。
考えたデザインを伝えやすくするためなら良いと思います。
コードを学ぶのは大変だと思いますが、
コードを学べない場合は、ツール、100% 製品は作れないが、
一応エンジニアとの会話で、どういうストーリ、経験を作っていくためにはツールで充分。
これからの未来のデザイナーは確実にコードも書けますね。
自分の後輩、同僚に言っていますが、
いつも後ろを振り向いています。これからもすごいタレント性のあるデザイナーが出てくるので、
新しい考え方を身につけていかないといけない。
今のままであればいけない。変わっていくもの、より良いデザイナーとしてやっていきたい。

Q. 感情を作っていく、ユーザーの仕様感やログを見てどう調べているのか?
感情を作る、仕事をしている時、良いタイミングは?

A. 難しい。インタラクションデザイナーだとか、UXデザイナーという肩書きが出ている。
それはでたらめの肩書きです。
経験そのものを作ることができない。
インタラクションを作って、その結果が感情なんです。
インタラクションの道を作っていくこと。
最後の気持ちは、ユーザーの個人個人で変わってくるもの、
A/B テストでは、質問したり、ビデオ録画で戸惑っている様子を見たりしている。
usertesting.com というサイト、A/B テスト、モデレーターが付く。
我々も良くつかっている。
デザイナーでもあるけれども、自分もユーザーなので、
自分の勘で、予想して、それをベースとしてデザインしている。

ユーザーテストの経験をしたことがあります?
ユーザーテストをしている時、その場で見ています。
はらはらドキドキしています。ひとつひとつの行動が。
そのすべての経験が思った方に行く時は「よっしゃー」と思います。
他の人が使うと他の結果がでるときは、凹みますね。
ちゃんと理解して、デザインしていけば、良いデザインを作っていけると思います。

Q. デザインという文字を見ると、わかったようで分からない感覚になります。
その四文字から何も連想できない。

A. デザインを日本語にすると?色々ありますね。
作る、それ以上に、想像する、夢を作る。
デザインというのは、いろんなデザインがあります。
グラフィックデザイン、プリントデザイン、
電子工学の基盤を作るのもデザインなんです。
夢、感情を作っていくものがデザイン。
思いやりがあって、作られたもの、作るものとして考えて欲しいと思います。
物理的なものでもデジタルなものでも、
結果は、何かを伝えたい。感情や情報を伝えたいのが結果。
ものをとおして。

Q. エンジニアリング、大学院生です。AIを学んでいます。
とてもインプレッションを受けました。
デザイナーとしてもやっていきたい。
面白いと思いましたが、UIデザインを学ぶには?

A. 人工知能の勉強をしていて、エンジニアの経験があり、知識もある。
実は得している、普通のデザイナーよりも。
AIに関して、どう使ったらよいのかも分かっている。
どういう方法で表示するのか良いのか?
テクニカルな限界が分かっている。
いつどう見せたらよいのか、感情的なデザインを考えて勉強したら素晴らしいことができると思います。

Q. もの作りを広く考えた時、IoT, ビッグデータ、使い手をいっぱい考えて指向して考えていかなけれいけない時代、
Evernote のアプローチは、いろいろな作り手にとって魅力的なアプローチだし、ノウハウだと思うのですが、
コラボレーションは?

A. 具体的にはお話しできませんし、パートナーシップのチームがやっているので、正直わかりません。
これからの 10年は、ウェアラブル、IoT なので楽しみなんです。
眼鏡や時計だけじゃない、アクセサリーなんです。まだ。
いつでも自然に体に身につけていけるもの。
何か忘れた!と思うものではなく、毎日の経験を良くしていく。
衣服にセンサーを入れていく、汗をかいたか、ストレスを計測したり。
健康的な情報も、特に重要になってくると思います。この 10年間でスマートフォンを皆使っています。

Q. AI とサービスの共存の仕方、AIに基づいたサービスを作りたいと思ってチームで作っているのですが、
タイミングを間違うとユーザーにとって反感を買う結果になる。
そのトライ&エラーを長い時間繰り返していかなければいけない。
小さい会社としてはリリースしていかなければいけない。
ユーザーにとって不利益でしかないとき、どんな解決策を?

A. Evernote でもそういう疑問がありますが、夢を見るときは大きいです。
ほんとに大きい夢で、パーフェクトな経験だと思って、
現実に戻ると、技術的に問題があって、出来ないとか、
この時間では出来ない、いろいろ出てくるのです。
その時に、我々は、MVP (Minimum Viable Product) を考えるのです。
辛いことです。パーフェクトな経験を削っていかなければいけないのですが。
これは何度も話し合って、やっていかなければいけない。
デザイナーも作り直さないといけないこともあります。
ストーリーがバラバラになる時もあります。
あたらしい MVP に向けて、一番いいデザイン、一番いい経験を作ることです。
難しいと思いますが、皆さんと一緒に相談していければ。