11/14/2014

[&] xpd2014 - opening


#XPD2014 ロフトワーク、林 千晶

人がドリルが欲しいのは、ドリルで開けた穴を欲しいからだ。Theodore Levitt
肉を買うが、肉そのものではなく、子供がお弁当で喜んでもらうことを想像して買っている。
なんで自分たちはこんなに運動するのだろうか?スタイルが良くて愛される存在でいたい?
それが欲しいものであって、その一つの行為が運動。
この原点に戻ってみたい。

ブランドマーケティングをやっていると、なんで買っているのか忘れてしまう。
人を動かしているのではそこでは無い。特にインターネットを中心としたテクノロジーがでてきたときに
従来の商品とはまったく違うところで、深いところ、新しい価値を見せることができる。
既存の商品レイヤーの中で物事の価値を考えていても、もっと新しい価値を提供するチャンスを逃している。

MITは凄く学費がたかく、年間500万円、留学すると1000万円くらいかかります。
500万の価値は何だろうと考えた時、日本の大学だと、先生の授業に価値があると考えるが、
大学で受けられるものが、多くの大学が無料でその内容を提供するようになっている。
eラーニングだからつまらないのでしょう?と思いますが.....
面白い情報を提供していて、魅入ってしまうもの。
最初のダイジェストだけではなく、大学の価値はここでしかえられない
ディスカッションやインタラクションにこそ価値があるので、
オンラインで提供できることは、どんどん提供する。
結果としてその大学で学ぶ人が増えるという状況。
どこをオープンにして、どこで戦うのか?どこをオープンにしていいのか?
何が自分たちが提供している価値なのか?
今の商品が価値だとおもっているとオープンにできなくなる。
何が自分たちが提供している価値なのか?

最近だと、色々なところで言われていますが、
AirBnB 世界のホテルに変わる、世界中で宿泊先を探すサービス。
部屋数でいうと、世界最大のホテルチェーンになっている。
旅をするという体験に新しい価値を提供している。
提供するのも個人、それを利用したい人が探していく。
ピア2ピアの体験を提供している。
AirBnB の面白いのは、ローマでお城に泊まってみるとか、
ツリーハウスに滞在してみる。使われていない飛行機の中とか。
旅の価値というのは、高級な部屋ではなく、ローカルな体験ができるのか?
と AirBnB は明確に言っている。
新しい産業がどんどん生まれてくる。

サービス<体験<価値 そこまで下がっていかないと、サービスを生み出せない。
1.0 製品中心
2.0 消費者指向
3.0 価値手動

体験というものが、私たちの行動を司っている、隠れた価値を近づくためのキーワード
そのことについて一緒に考えていきましょう!
面白い未来が待ち受けている!