2/07/2015

[&] FITCTokyo 2015 - Nobumichi Asai



#FITCTokyo 2015 VR 2.0 宣言
with 浅井 宣通 Nobumichi Asai
----------------------------------

浅井といいます、ミュージックビデオやプロジェクションマッピングのプロデューサーです。
最近は OMOTE 、ドックヤードガーデンのプロジェクションマッピングを手がけた
P.I.C.S. という会社です。
OMOTE, Face Hacking をご覧ください。

OMOTE / REAL-TIME FACE TRACKING & PROJECTION MAPPING from nobumichi asai on Vimeo.


昨年の 8月に vimeo に掲載され、アップロードされた翌日から 100万 view /day で
バズが始まり一週間でおちつきましたが、トータルではものすごい数の view になりました。
これを見て SMAP がやりたいとお声がけいただき、FACE HACKINGを実施しました。



これは、トータルで 250万のバズが世界的に広まり、
まだ形にはなっていませんが、海外の著名なアーティストから連絡がありました。

<オフレコ>



コンテンツの力で、広がる。
地球上の距離は無意味。
面白いモノをつくれば、世界中の人々とつながれる。
OMOTEはクライアントの無いプロジェクトで、載せただけで知り合いから広がっていきました。

バーチャルリアリティはあたらしいものではなく、1968年、アイバンサザランドが提唱しまじめました。
現在はスマホでできるようなことが大規模でなければいけませんでした。
映画でもたくさんみますが、なんだか古くさい感じがします。

概念から実体へ変わった。
テクノロジーの進化が早すぎて、現実が追いつき追い越してしまった。

■VR2.0 宣言。
oculus を初めとして、さまざまな VRビューアーが出て来ています。
Apple の VRシステムも予定されており、日本でも求人がありました。
指先のトラッキング
サムソンの 360度撮影ステレオカメラ、
コダックの360度カメラ、リコーの360度カメラ

■テレプレゼンス
ドローンにステレオカメラをつけて oculus でのぞくという例です。
動画素材を oculus で見てみましたが、すごい楽しかったです。
ほんとうに自分が空を漂っているような、飛んでいるような体験ができます。

■VICE
ニュースサイト、都市でおきた暴動の様子を VRでレポートしました。

■ドローンにカメラをつけて、花火を撮影した例。
これのおかげで何台もドローンが落ちたそうです。
奥行き感と、コントラストが素晴らしいです。
何かのプロジェクタで「真似した」を言われてもやってみたい。

絶対行けないところに、そこに言ったかのような体験ができる。

■ウクライナ紛争の撮影。
砲弾の生々しい様子。破壊された飛行機。

■ポールマッカートニーのライブを 360度配信。
Google カードボード用の企画。
リッチな体験。

■テレイグジスタンス
自分が向こう側に行ってしまうという考え。
解りやすいのが映画アバター
カプセルに主人公が入ると、自分の意識が転送され、アバターになったかのような体験。
これをロボットでやったのがこの体験です。
テレポートしたかのような体験。

■Actroid-F
日本の事例です。
端末の前の人の顔をキャプチャして、ロボットの反映し、同じ表情をしているのがわかります。
研究員をかたどりして作ったロボットだそうです。
表情が動くと人間のようにみえます。

■Double
ダブルスというすでに製品化された製品。
遠隔 Skype のような製品です。
知り合いでアメリカと日本で会議していて、皆に迷惑がられているそうです。
動けるところ。

■MIT のジーボ
離れた家族とコミュニケーションができる。
自分のお父さんがこんな形になるとイヤですよね。
これももう実用化されています。
買えるのなら一台欲しい。

■AR Glass
解りやすいのは「電脳コイル」です。
タブレットの AR が出たときに最終的には、電脳コイルのように、
タブレットは体感的では無く、意味があるのかな〜と思いました。

■Google Glass
電脳コイルまでは届かず、プロジェクト自体は終わってしまった?

■Hololenz
マイクロソフトの Hololenz は凄そうです。
眼鏡をかけるとシースルーで見えて、CG が重畳して描かれる。
被験者の見た目がわかるようにして、プレゼンテーションしていました。

■DAQRI SMARTHELMET
スマートヘルメット、ビデオスルー式

■MAGIC LEAP
空中にイメージがなにかが描かれる。
Google が 600億円。
特許から凄いものを作っているらしい。
光ファイバーの先端を振動させることで、プロジェクションするもの、
眼鏡の中にも入れられるくらい小型化される?
すでにスコープが製品になっている。
ブレインストームみたいな感じだったらしい。
実用化まではまだ時間がかかる?

■Leap Motion
中身が人間の目のようなレンズが入っている。
Leap Motion VR の SDK あり。
プラズマボールが浮いていて、自分の手で触れるようなもの。
未来を感じました。

■ Unreal Engine4
ゲームを作る時に使われるプラットフォーム。
CGです。すごい実写ライク。
リアルタイムレンダリングされています。
oculus で見たとき、虚実の見分けがつかないこと。

■コンテンツ
oculus が VR映画会社を作りました。
LOSTという短編映画が公開準備中。

oculus と組んでいるサムスンも、コンテンツをいろいろな映画会社と契約したみたいです。
シルクドソレイユ、など、
世の中のコンテンツを VR 化していくこと
サムソンの VR SDKも公開されています。

ザッカーバーグが
VRははグレイとな通信方法なんだ

■最先端のテクノロジー
AKIRA は、80年代のサイバーパンクの代名詞。
今はサイバーパンクは死語。
テクノロジーが進化してしまって、現実化してしまい、
SFとしての価値が内なわれたことを示しているのかもしれない。

両井出を失ってしまったかたに、ロボットの腕を。
これを見たときに衝撃的でした。
指先まで動かせる。

■ブレインマシンインタフェース BMI と言われます。
脳波を読み取って外部機器と連結してしまう。

■人工細胞
自己増殖する人工細胞の作成に成功している。
これを培養していくと、自然選択で進化していく。 いいのか

■DNA 3Dプリンタ
ヒトゲノムプロジェクトで解明され、3Dプリンタで1から作ることができる。
ATGC という四種類のアミノ酸を順番につけると、DNAを生産することができる?
身近なところでの活用例。

■3Dプリントしたウィルスでがん細胞を見つける。
人工知能で癌ウィルスを攻撃する?

頭蓋骨を3Dプリントで代替する。
移植可能な人工皮膚をプリント。
人体を融合して、機能していく、骨や関節などを短時間で量産される技術も。

■ボストンダイナミクスのロボット
元々兵士の荷物を戦場で運ぶためのロボット。
恐ろしいですね....
Google が買収した企業です。
コンクリートのレンガを投げるロボット、
ものすごいスピードで走るロボット。

■JETMAN
鳥のように飛びたいライト兄弟の夢が実現してしまったもの。
脚とか熱くないのかな?
SFアニメの世界が現実に
TEDでプレゼンされています。


■人工知能
将棋。コンピュータと名人との対戦
人工知能が就活のアドバイスをしたり、
弁護士が判例を調べるのを手伝ったり。

■D-WAVE の量子コンピュータ
Google やロッキードマーチンが購入。
まるで SF 映画?

15年後には人間の脳を超える?
優秀な知性ができる?
完璧な人格ができる?

トランスセンデンスという映画。
この映画が面白いのはナノテクノロジーとか、ネットとか、
すごくリアルなテクノロジーの裏付けがあって、本当にあってもおかしくない感じがします。

ホーキング博士「人工知能の進化は人類の終焉を意味する」
わくわくしますが、怖い気もします。

どんな未来がやってくるのでしょうか?
イメージしてみてくれればうれしいな。と思っています。

映画 A.I のラストシーンです。
人間は居なくなってしまい、機械でできた生命体だけになっています。
見た時は飛躍していると思いますが、今考えると大げさではない感じがします。

振り返ってみて、今までのテクノロジーの根っこにあるのはどういうことなのだろう?
発想の源は何だろう?

「デジタル唯物論」
あまりポジティブな言い方はされませんが、
全ては原子の集まりで構成されている。
デジタルで考えると、全ては 0 と 1 で表現できる。
LEGO のようなもの。
DNA を組み替えると人間からネコを作ることができる。

テクノロジー(プログラミング)には無限の可能性がある。
現実を作り替えることができる。

テクノロジーを表現に使うことは最高に面白い!

■ MY VR2.0
3Dバーチャルリアリティドームシアタープロジェクトを計画しています!