7/25/2009

[&] Tron Legacy




Flynn Lives(←予告編)

1982年、当時 CG がまだ物珍しいものだった頃。
CG を最大限に生かした映画 [ Tron ] を観て度肝を抜かれたわけだ。

その当時は全部 CG だと思って関心していたんだけど、
実際はロトスコーピングや、手書きによる特殊処理(いわゆるアニメーション)など、
膨大な手作業で作られていた部分が多かったと言うことらしい。

そんな多くの(古株)CG 技術者にとって思い入れのある Tron がリメイクされる。

Tron Legacy (2010)

当時の思い出深い映像のまま、精彩にさらにカッコ良くなって再登場。
リメイクは裏切られることが多いのだけど、この Tron Legacy は、
思い出以上の映像かもしれない。

[ CRAY-1 Hardware Reference Manual ]

当時レンダリングに用いられた CRAY-1 (椅子型のヤツね)は
現在にすると 300MHz の Pentium 相当。160MHz, 8MB RAM.
今のコンピュータでどれだけの映像が作れるのか。
パソコンとの速度差は数十倍だけれども、
映像を観た時の感動が何十倍になるわけではない。

余談だけど、Cray 博士の趣味(息抜き)はトンネル堀り。
トンネル掘っていると新しいアーキテクチャを思いつくらしい。
思いつきと、確実なアイデアと、それを実現する力だな。