2/01/2014

[&] Super Flying Tokyo 2014 * Kyle McDonald

Super Flying Tokyo - Kyle McDonald
Do it with everyone

コード描くひと?スケッチ書くひと?
github 使うひと?プログラマーは?ディレクターは?
プロデューサーは?学生は?

アートについて僕が学んできたことを話します。
やめて、プロジェクトのことから話します。
友人と仕事をしていて、その他、会社とも仕事しています。

アマチュアとして仕事もしています。
「愛」と同義なんです。情熱をもってやっている人たちがアマチュアなのです。
アマチュアのコミュニティとしては、
openFrameworks は教育用のツールだったのですが、
いろんなことを書いくと、多くのディスカッションが出てくることが
私の仕事で大切なことでした。これが OpenFrameworks フォーラムですが、
いろんなコンセプトやアイデアを皆で共有していきます。

試したものを公開すると、いろんな人から、動画が送られてくるようになりました。
私が好きだったからやりたかったものを共有したら、いろんな人に広がってきました。

もうひとつは FaceOSC というツールです。
顔を認識してアプリケーションで利用するツールを作ったら、
眉毛でツイートするとか、顔でキータイプするとか、
いろんなものを皆が作り始めました。
顔だけで DJするツールとか。
フェイストラッカーを混乱させたり、
一日の表情を追ったり、自分が想像も着かないようなこと。
そういう一つのカテゴリは「アマチュア」です。

カテゴリ「友達」
カストロさんという友達。
顔を代替したり、そういうアプリを作りました。あれ?動かない。
ほら。他の人の顔になったでしょう?
こういくことをやっていると、「顔」をいろいろ使えるなと思って、
いろいろな顔を使ったものを作りました。
一人で作っていて、コラボレーションしなければ、10年くらい
思いつかなかったけれども、いろんな人とやることで一瞬で
考えてもなかったいろいろなことが思いつきます。

OpenFitLab はリーチャーとのコラボレーションです。
ファッションのこと、ジーンズって体にあったものが無いので、
3Dスキャンでカスタムジーンズを作ろうと
2時間で6ペア作ることができました。

もう一つ、こちらはまだ好評していないのですが、
conversnitch という、
マイクが仕込まれていて、それを認識してツイートしてしまうものです(笑
勝手に盗み聞きしてツイートしています。

カテゴリ「フォロアー」
もっとフォロアーといろんな関係性を持ちたいと考えていました。
@Keytweeter というのを作りました。
2009年から2010年の間、
プライベートとパブリックなものは何かがわかりました。
@kcimc
個人的なアイテデンティティを止めて、
DMが来るたびに、誰かにツイッターアカウントを明け渡すのです。
面白い実験でした。2000ツイートの後、
アカウントを取り戻しましたが....

カテゴリ「大学」
カーネギーメロン大学と、コラボレーション。
eyeshine というプロジェクト。瞳の反応をアート化しました。
暗闇、の森の中にいる動物を想像してみてください。
部屋に入っていると、目の動きだけを記録したものが再生されます。
山口 YCAM 、山口大好きです!
何も起こらない素晴らしい街です。

小さなプロトタイプです。
Processing ベースで作った、スキッドルというアメリカのキャンデーで
どこに置かれているかで、リズムが決まります。
二ヶ月ぐらい、いろんな人たちに楽しんでもらいました。
リソースが揃っていれば、機関と協力して、
自分だけではできないプロジェクトも出来るようになります。

YOKO ANDO という日本人のダンサーとコラボレーションしたものです。
コミュニケーションをどう発展させるかというものでした。
始めて、英語をしゃべらない人をやったプロジェクトでした。
凡ミス がバカな間違いという日本語を覚えましたよ!

カテゴリ「フェスティバル」
いろんなインタレーションを体験するのも大好きです。
exr3 というフェスティバル。
空間の中に鏡を確度によって、映る画像が変わる。
こういう部屋に住んでいないので。

Light Leaks
デンマークで行われたものです。
プロジェクタでボールに反射して、
投影されたイメージというよりも、投影されて反射されたものがイメージで
とてもマジカルな空間になりました。光に包まれるような。

顔を共有するプロジェクトです。
バージョンが二つあるのですが、
そもそものアイデアは、日本から韓国へ移動した時に、
共通点も多く、違いも多いと思ったので、
両方に友達がいる私として考えました。
スクリーンの前に立つと、誰かが映るのですが、誰だか解らない誰かが映る。

カテゴリ「企業」
企業とのコラボレーション。意図的なものと、そうでない時があります。
あるコードを書いたら、諜報機関に捕まってしまいました。
ある顔を認識すると、Tumbler に投稿するというプログラムなのですが、
どういう顔でコンピュータを覗き込んでいるのか?
NY のアップルストアに組み込んでみたら、
皆無表情だということがわかりました。
そうしたら、ちょっと君困るんだけとという連絡が来ました。
三ヶ月後、PCを変えてしてくれました。
これは秘密情報機関とコラボレーションできたんだ!と思いました。
その前と、後では違う物体に思えました。
仕方ないので、動画ではなく、画家とコラボレーションして水彩画にしました。
これは意図的じゃないものです。

宝石をうっているメーカーのウィンドウディスプレイで、
箱の前で手をかざすと箱が開くものです。
面白いと思ったんですが、
センサーの可能性が面白いと思いました。
ofxSick というもので、完全にオープンになっています。

カテゴリ「自分が愛する人」
自分が愛する人と何かプロジェクトをやったことがありますか?
ローレンマッカーシーがソーシャルパーカーというプロジェクトをやっていて、
ブラインドデートをやっていて、20日間、人と合うのですが、
部屋にカメラを置いておいて、どうやったら出会いが良くできるのか、
アドバイスをいちいち受けられるようなものです。
彼女は全部それに従って、お見合いデートが上手くいきました。
彼女と一緒にプロジェクトをやっていました。
一番のリファレンスとしては、「電車男」です。良かった!
ローレンスさんと私はソーシャルスペースの活かし方で合致する。
ツイッターに表せる人を勝手に入れかえてしまうプラグイン。
面白いですよ!

最近の USPLUSというプロジェクトを紹介します。
テクノロジーで会話する、会話と相手の表情を読み取って、
次に会話すべき話題をアドバイスしてくれます。
ビデオ会議で、相手が話し過ぎと感じることはありませんか?
全然話しかけてくれないとか。
もっとボジティブなことを話せとか。
これで2人の関係性が良くなるのであれば使いたくなります。
コードはすべてオープンです。

ローレンとサンフランシスコで Noodle というプロジェクトを始めています。
コンピュータのインプットアウトプットがありますが、
大きな音がしたら写真を撮ってと設定し、
デバイス自身が学んでいきます。
メカニカルタークを使っていて、怖い人だったら、
見ている人が決断を下せます。そのことに関する描写をしてくれたりします。

カテゴリ「みんな」
メールって破綻していませんか?
だから、会った事も無い人からもメールが来て、FBフレンドでもない人から
メッセージが来て、知らない人からメッセージが来る関係性って変じゃないですか?
だから、メールのプロジェクトをいろいろやっています。
inbox zero residency というプロジェクトをやりました。
ツイッターが常にどれだけメールがあるのかを可視化するボットを作りました。

皆さん茶室はご存知ですよね。
山口にいる時に茶道の本をもらいました。
私がアーティストとしてやっていることと、茶道の関係性を考えました。
茶室は建物自体はかりそめのもの、臨時のものだと考えていました。
私のコードもそうだと思いました。
かりそめのものだ、なのでツールとかコードとか、これらはかりそめじゃないですか。
この感じを凄く理解しています。
茶室の入り口は小さいですよね。ひざまついて、こうべをたれて入らなければいけません。
github も茶室ですよね。みな平等ですよね。
これに一つ足したいのですが、
茶室はシンプルで飾りがない、花は飾ってあるかもしれませんが、
西洋はすごく部屋を飾るんですよね。茶室はシンプルです。
茶室に入ってくる人が空間を作る、ポテンシャル、存在を見る、
環境を作っていく課程であるというのが面白くて、
コードも同じ。常に作っていくもの。

いろんなセンサーのプロジェクトをやっていました。
センサーをつけて、ファビオというエンジニアがコードを書いてくれていて、
このセンサーってどういう風に機能するのかとおもって、
同じような質問があって、
残念ながら、ファビオさんは 27際で残念ながら死にました。という投稿がありました。
非常に寂しいとかコメントがありました。
コメントをたどっていくと、もともとのコードの答えが書いてありました。
故人を越えるようなコミュニティになっていって、続いていって、
皆でプロジェクトを続けていこうという気持ちになりました。

アートはすでに死んでいるんです。
なんですけれども
ひとりひとりの中で生き続けていて、
皆の心の中にあるのです。
モノ自体は、短命ですが、作っているコネクションは、どんどんつながっていく。
沢山の人とコラボレーションしてください。

@kcimc
kylemcdonald.net