8/13/2014

[&] SIGGRAPH 2014 - Dawn of the Planet of the Apes



Dawn of the Planet of the Apes





Dan Lemmon, VFX Supervisor Weta Digital
Keith Miller, VFX Supervisor Weta Digital

JOHN CHAMBERS AND RODDY MCDOWELL の特殊メイク時代。
Avatar で顔も体も全てキャプチャー(パフォーマンスキャプチャー)した経験が活かされた。
6台から8台のモーションキャプチャカメラ。
人間による演技や動きを猿のCGキャラクタに置き換えてモーションの確認。
Avatar と同じ、ヘルメットに装着されたブーム式のカメラで、顔のキャプチャを確実に取得。
猿は筋肉シミュレーションされたもの。
人は、長い腕を装着して走ったり。
屋外でのモーションキャプチャもあり。ワイヤレス送信タイプ。雨露に注意した。
様々な過酷な状況でもロバストで利用できるよう、様々な工夫が。
FAUX-CAP
フェイシャル用のカメラも雨露対策が大変だった。

HiDefX3 による紹介。
雨露にぬれたファーのシミュレーションなども。
雨つぶのシミュレーションとの連携。
樹木もリファレンス写真を多く撮って利用。
背景だけをロケ地で撮影し、そこに合成する場合も。
猿がつかんで動く枝などは CGで追加したもの。
既存の建物に、廃墟のようなツタを加えるような場合も。
実際のカリフォルニアの都市の写真を素材に車などを消してCGで再構成も。
街中を 3Dスキャンしたデータを利用。
サンフランシスコの印象的な建築物を素材に。
古いビルがどのように老朽化するのかを調べて参考に。
SFマーケットストリートの航空写真も活用。

リファレンスとして、印象がの絵画、ライティングが印象的な写真など。
バーチャルカメラを活用。
スパイゲームの屋上のシーンを参考に。
ゴッドファーザーのマーロンブランドのライティングを参考にしたり。
直径30cm ぐらいのグレーとクロムのリファレンス、実物大の猿上半身模型をリファレンスに。

目(瞳)の表現。まずは人間の眼を撮影しリファレンスに。
本来の猿の眼は、人間とは違うが、今回の映画は進化した猿なので、人間的な眼。
フェイシャルアニメーションに関しても同様。
動物園で猿を観察し、猿の手はそのものではなく、人に近い手の形に変更。

猿のモーションキャプチャは、子供の俳優に猿の動きをしてもらう場合も。
幼児や赤ちゃんを参考にする場合も。
演技の際は、全く何もない状況で。目線を合わせるのが大変。
俳優の目線の先の焦点を、映像に赤い点で書き込んでCG合成。