[&] KOKUYO DESIGN AWARDS 2015
KOKUYO DESIGN AWARDS 2015
KOKUYO DESIGN AWARDS 2015
http://www.kokuyo.co.jp/award/
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テーマ「美しい暮らし」
ファイナリスト(応募総数1,659点)
■飲むためのノート 秋山亮太/大嶋光恵
グランプリ■すっきりとした単語帳 あら部
優秀賞■儚く、美しく 上田美緒
優秀賞■エンボスノート 久保貴史
■Garland Rubber Band SOZEN Design Studio.
優秀賞■Bubble Ruler 塚田圭
■七十二香 トレチ
■ひと手間ペン 中山泰徳
■Information Veil Tape HAFT DESIGN
■浮くふせん 平川隼人
審査員:
佐藤 可士和(欠席)
鈴木 康広:アーティスト
田川 欣哉:takram design engineering
植原 亮輔:KIGI
渡邉 良重:KIGI
司会:川島ようこ
司会:最終審査にかかわって、こんな発見がありましたというのを、前向きに。
鈴木:皆さん今晩は、発見したことですか?そうですね。完全に油断していました。
田川:皆さん今晩は、最終審査で気付いたこと、毎年、今日の日を楽しみにしています。
一次審査を通貨して、8月、ファイナリストを紙の資料では見るのですが、
実際に作ったひとたちと会話して初めて分かることが沢山あるので、
お昼頃に集合して、3-4時間プレゼンを聞いて、審査員で議論します。
今日感じたのは、ファイナリストの方々が作ってきたプロセス、なんでそういうふうに決めたのか聞きつつ、
ほとんどのチームがプロトタイプを持ってきて、実物を見ながら審査できたのが良かったです。
生の声と、手触りのあるプロトタイプで審査できたのが良かったです。
鈴木:多くのプレゼンを聞かせて頂いて、モノを見ているだけでは、審査員の体力が持たない、
その作品に対して、何が言えるのか?テーマにおいて何が言えるのか?
商品になるのか?ジャッジしなければいけないのですが、
作者が来る!というので、生きている人の考えた作品なんだなというのを再認識しました。
ヒデクニ社長:プロセスをみて、こういうことを言うんだということに効き耳をたて、興味深かったです。
それは僕の感想なのですが、審査の中でいつも思うのは、
プロトタイプを作ってきて、それに対する多い、作品の段階で、商品では無いので、
クリアしなければいけないことはありませんが、手作業や技術者にお願いして、
それを僕らの前にもってきていただける情熱に触れて、今回はとても感動しました。
植原:プロダクトの審査が初めてかな?とおもったら、それは置いておいて、
僕らもプロダクトを作っているのですが、審査となるとユーザーの立場になって見ようとする。
作っている時は、自分がこういう表現をするという攻めの気持ちで作るのだが、
今回はユーザー目線になって、つかいやすいかな?とおもってみる。
グランプルの作品は突っ込みどころが無いくらい。そこが良かった。
渡邊:グランプリに関しては文句なくグランプリなのですが、他はちょっと迷いました。
商品になったらいいなという思いがあるので、実際に商品にするにはハードルが高いかな?とか、
素敵けれども、あまり使う人が居ないかな?と思ったり、
沢山の人が欲しいと思うかな?とか、実現可能かな?とか、どちらを優先して票をいれればいいのか悩みました。
司会:グランプリから。「すっきりとした単語帳」から
あら部:今回、美しい暮らしは、すっきりと整理整頓された暮らしと、
いくつになっても学び続けるワクワク感、いろいろなアイデアの種を書き留めておけるようなワクワク感を
大切にできる暮らしこそが美しいのではないかと読み解き、そのツールとして単語帳を選びました。
デザインの理由としては、従来単語帳はリングの部分が金属でできていますが、伸縮性のある素材で作ることで、
カード達を束ねる役目を果たしてくれるところを工夫しました。
単語帳それぞれを同一色でしあげているので、横から見ても、表紙がみえなくても判別できる。
理想的な使い方としては、受験生、限られたターゲットに作られていたものを、
もっとおちついた色の展開や、もって いてワクワクするような展開をすることで、
幅広い年代、アイデアの種を書き留めておけるような小さなノートの役割を果たしてくれるのでは無いかと。
あら部:紙の良さみたいなのが単語ちょうにはあるとおもっていて、経年変化や、
あらたな使いかたで再発見して欲しい。
あら部:単語帳を使っていて、感じた問題点を解決できたと思っている。自分が一番持ちたいものが出来たのが
最大の納得している点です。
司会:どんなところをどう評価したのか?
植原:そうですね、これは、道具がライフスタイルを変えるな。というのがイメージできたんですよ。
僕も、英語を勉強しようとがんばっていて、スマホでやっても続かないんです。
なんでかな?と考えた時に、自分の成果というものが見た目で分かるのが単語帳。
この単語帳は、覚えると積み重なっていて、把握できる喜び。これはスマホを超えたんじゃないかなと。
あらためていいなと思って票を入れました。
渡邊:まず思ったのは、学生だったら、絶対欲しかった。自分としてどう使うかは見えていないのですが、
仕組みが完璧。ちょっとした、気づきで、こういう商品ができるんだなとおもったイイ例だなと思いました。
じゃまなリングがなくすと考えた、素晴らしいアイデアと完成度だと思います。
社長:印象に残っているのは、これを単語帳以外の用途でどう使う?晩ご飯の献立を考える時、
主菜、おかず、との組み合わせで使って欲しいと、そういう提案がしたいんだなと、
単語帳だけじゃない、シーンが思い浮かんで。
鈴木:この作品は、僕は、すっきりとした単語帳という名前が、ある種の勘違いを生み出すのではないかと、
心配しつつ、スッキリでもいいなと。単語帳は雑然とした複雑なものを、人間の頭はカオス状態、
ぐちゃぐちゃの中から、今の自分に必要なアイデアを、知らせ、ヒントが欲しい、
そういうことをキャッチするための重要なツール、
それで、ただ、その単語帳がだんだんとマイナーなものになっていく、懐かしいツールになっていく
どんどん消えていく存在なのだが、今の人が反応するスッキリ、
僕はリングの方が存在感があっていい気がするのですが、改めて単語帳が良いと気付けるのはすごくて、
勉強のために使うのはマイナーなことで、日常の中で単語帳を使うのを打ち出す、
CMで単語帳を売り出すのをイメージしだした。スッキリを打ち出す?のは考えた方がいい。
ネーミングはいいんじゃないかと。使い方のところでイイネと思わせる。
効果が無いと、皆が使いはじめない。勝手一週間で効果を見いだせないといけません。
田川:コクヨのアワードなので、商品化というのが重要で、
キービジュアル、コンセプト、量産化できる、多軸で考える。
僕らもびっくりするぐらい、満票でした。
来年から、グランプリとった人は、ここでプレゼンしてもらえばいいんじゃないかと。
そうすると、なぜグランプリなのかがわかるし、他の作品がなぜグランプリじゃないのか身にしみてわかる。
プレゼンは5分の動画で、それにあわせて、発表する、緻密で無駄もなく、
ビジュアルも綺麗だったので、印象がよかった。
これが売れなかったら、コクヨの責任ですよ!(笑)
こういうチャレンジがなかったら、10年後単語帳がなくなっているかもしれない。
単語帳の寿命を伸ばしたかもしれない。
コレクションしたくなる感じ、5個セットとかで販売しても。
プロトタイプの感じ良くって、バンドが回すところのクリップの機構も、操作感も良く、
外そうとすると外せるし、とても良くできていて、いくらで売るのか、早速進めて欲しい。
あら部:今回私たちが、プロトタイプを作ったり、プレゼンを用意する中で、どう伝えたらよいかと悩んだところを
すべてくみとってくれているありがたさを感じました。
儚く美しく:テーマの美しい、日本の独特の美的感覚をあてはめてみました。
花は散るからこそ美しい、季節の移ろいの感性が独特で、それを落とし込めないかと考えて、カレンダーを作りました。
日めくりカレンダーと同じなのですが、数字を長い糸で縫うことで、数字が徐々に消えていくというのを作りました。
一日一文字づつほどいていく、破るのではなく、美的感覚にあったようなカレンダーを制作しました。
渡邊:なんというか、詩的というかポエティックな、そういうニュアンスのある作品としては突出していた。
実現可能かどうかというのは、難しいのですが、シンプルで一つのアイデアで日本人らしい気持ちを表す
のは素敵なだなと思っています。
鈴木:実現性は、難しいかもしれない、実際にプレゼンテーションで、ひとりづつに引っ張らせてくれたんです。
一次審査のとき、ひっぱりたいよね!と言っていて、ひっぱりたいから、審査にとおったのです(笑
機械でやるのは難しいよね? 商品化という壁があるかと思うのですが、
手作りで、どんどん作って欲しい。機械に負けないくらい、縫い続けるスピード(笑)
同時にそこを磨くこと。そこを削ぎ落してしまったら。人間の、アーティストの技術に機械が追いつくかもしれない。
儚さは、手作業だからこそ、ちょっとそこにあやうい落とし穴があると思いました。
儚さをユーザーに感じてもらうにはどうしたら良いのか。
田川:これは、冒頭にもお話ししたのですが、試作品をみて、意外だったのです。
ビジュアルだけを見ていたら、いい意味での弱さをいかしたデザインかと思っていたのですが、
拝見していただいた、プロダクトとしての試作は力強かったんです。
ブルーの束ねているところの、布地と、一本一本の糸が肉厚で、力強いものだったので、
一次審査のビジュアルとのギャップがありました。そこがもしものすごく弱い、守ってあげたくなる、
一日一日とぴたっと合うと、全然違うクオリティで感じられたのかなと思います。
バブルルーラー:ちょっとプレゼン、癒しという効果があると思っていて、自然を見た時に美しいと思って、
多くの時間を卓上で過ごしますが、てのとどく範囲は、人工物で疲れます。疲れたら外にでます。
特に手の届くところに美しい自然をとりいれたプロダクトがあれば、素晴らしいと思い、
泡を閉じ込めたルーラーで、人々をいやしたいと考えて作りました。
植原:定規というのは繊細な作業をする時に使うものなのですが、これは繊細な作業のときに使えません。
ものとして買うのかわからないですが、欲しくなるもの。やっぱり癒しなんでしょうね。
定規なんだけど、定規じゃない。そういうところがいいんじゃないかな。
社長:今の話しと近いのですが、定規として見ると、ミリがわからないとか、片面が尖っていないので、
定規としてもっと機能にこだわる部分はあるのですが、身の回りに置いてあるものが、定規としても使えて
うれしいというような存在。持ち歩くのではなく、近くに置いて立てておいておきたい。好感があった。
エンボスノート:今回応募するにあたって、多数の文具からノートを選んだわけではなく、
コクヨに応募するには、ノートでいこうと考えました。こころにとめて居る言葉のひとつに、
「すべての削ぎ落したものを削ぎ落したあとに残ったものが個性」なのだと、
罫線が無駄ではないか、そういったものを省くことで、そのかわりエンボス加工された、
最終的には紙だけのノート、ノートとしての機能、最終的には光と影だけで構成されるようなノートを
作ってみたいというところから始まっています。
鈴木:この作品は植原さんがするどくコメントしていたのが印象的で、
エンボスノートというタイトルでいいんですか?といわれていて、
このノートはノートとしてノートをつかっている人にたいして、違う機能を差し出していて、
もったいなくて、使えないかもしれない。であれば、エンボスノートという名前でいいのか?
作品として、そこに全てがかかっていると思って。
植原;状態や加工の方法論なので、それよりも、使う人が想像できる言葉の方が良かったかもしれない。
鈴木:モヤモヤして作品や商品はどこまで作ればいいのか?
これはエンボスノートという名前は良く無いよね。見えないノートだよね。
その状態を意図して、そういう問題を提起しているノートです。
田川:これは、僕が優秀賞として一票を入れたのは、ここから先に期待しているところがあって、
試作自体は、手作り感があって、この世界観は、削ぎ落す、引き算思考なので、
引き算した先に残っている、ミニマルな美しさに全部がかかっていると思う、
試作品からこれが感じられれば、ひょっとしたらグランプリだったかもしれない。
今時点ではなかったが、商品化のプロセスに載るので、
金型を使って試作ができなかったのが、頭で想像しているクオリティの高みがでてきたら、
ハッとするものになるかもしれない、美しい世界を表現するものの、しずかな世界での美しさのシンボル的なものになる。
ここから、完璧さ、ディテール、細部の緻密さにこだわりを持って、次の商品化のプロセスに進んで頂きたい。
司会:「美しい暮らし」使い手をイメージできる。期待値が高いテーマ。暮らしをテーマにしたときの総評
社長:とにもかくにも、美しい暮らしを決めたのはコクヨで、なんでこれに決めてしまったのか?という後悔も。
で、僕らの狙いどおりの提案をしていだだけたなと思っています。
これぐらい広くて本質的なこと、アイデア文具とか、ちょっとかっこいい家具とか、
テレビショッピングに出てきそうなものとか、全ての商品にストーリーがあって、どういう暮らしをしたいのか、
悩んで提案していただいた、背景がわかってきて、それを感じれたのが、狙いどうりで皆さんのおかげ。
渡邊:今回みて思ったのは、二つの方法があって、一つは実用的なものをさらにシンプルに使い易く
してくれたもの。実用ではないのだが、心に訴えかけてくれるものがあって、
それそれを兼ね備えたものが選ばれて良かったなと。
植原:なんかその、美しい暮らしがテーマだと持った時に、どきっとして、ちゃんと暮らしていないんですよ、
それが問題だからこういうテーマになったんだなと。
審査に上がってきているものは、ちゃんと美しいものをテーマにしているので、そこに疑問は無いのですが、
あらためて自分が美しく暮らしていないことがわかったし、
気づきを与えてくれたものに票がはいったともいます。
田川:テーマをうかがったときに、学びとか、働くというのがテーマだったのに、飛躍があり、意気込みが感じられ得た。
応募しているひとにどれぐらいとどいているのか?作品をみることでわかるんじゃないかな。
トップのファイナリストは、だいぶ学びに固まっていること、
暮らしだと、食べる、おしゃべり、いろんなシーンがあるのだが、コクヨはまだ学びに軸足があって、
コクヨが思う暮らしと、アワードの人達でこそ、まだ暮らしと、コクヨとの間に、空間というかがあって、
その現在位置が確認できたと思う。ここからきっかけになりながら、徐々にスタディや、ワークから、
より広い意味で、商品が展開していくことが、一人のファンとしても期待している、
コクヨが仮にキッチンのツール、寝室向けのプロダクトを作ったらどうなるのか、
想像の羽根をそちらにも広げてもらえると、広がりがでてくる。
鈴木:トークショーを事前にさせていただいて、いろんなことを考えるきっかけになったんだなと感じました。
テーマに関して、パッと始めにきくと、美しいという聞き慣れた言葉、一瞬思うのですが、
いままで働くことや学びを追求してきたコクヨとして、美しいを掲げるのは事件なんです。
その事実を受け止めてみると、僕らは一体なにを語れるんだろうとおもい、
商品化とか考えると、わからなくなってくる。
ストーリーが伝わり易いということがはいってきて、なるほどとおもいました。
見た事が無いのに、見ただけでわかる。説明しなくても、新しい見方や考え方だけを伝えている、
プレゼンが上手いのではなく、何を伝えるなのか、分かっている人が賞をとった。
学び、単語帳は学びのものなのに、そうでないものを目指していることに関心しました。
美しさは僕らが知っているわけではなく、人から教えてもらうもの。
日本的な美しさは、外国人から教えてもらうようなもの。人からいかに教えてもらうのかを考えるきっかけになりました。
司会:美しい暮らしとは?
植原:美しい暮らしね.... 憧れますよね。イメージはしていますよ。ちゃんと太陽の光を感じるとか、、
においを感じるとか、料理をちゃんと作るとか、ちゃんと寝るとか、
ちゃんと実感しながら生きる。どうしても仕事をしているとおわれてしまうので、
美しい暮らしをしていない気もしますが、意外と今の暮らしもいいかもしれないし。
あこがれを持つから、デザインができるんじゃないかな、美しい暮らしをしていたら、普通の暮らしになっているので
何かにおわれて暮らしているから、美しい暮らしが。
田川:トークショーの時にも、美しいってどいういうことだろう?
「かわいい」暮らしに置き換えて考えたり、「たのしい」暮らしとか、
楽しく暮らしている人が、美しく暮らしている人よりも多いかも、
何が差なのかな?と考えると、生きるとか、死ぬとか、命に関わってくることかな?と話していた記憶があって。
可愛いからは、生き死にを感じない。小さな子供を見て可愛いと感じるのは、生き死にを感じない、
生命の誕生と終焉があるから美しいのか?
ちゃんと料理しているのか? 命に繋がっている活動なのかな?
医療が発達していて、生きると死ぬが希薄になっているので、美しくなくなっているのかと、思いました。
渡邊:わたしも、あまり美しい暮らしは、はっきりいってしていないので、反省を良くするのですが、
ただ、一つは、例えば、ちゃんと感じて生きて行くという
大切にしたいのは、なんとなく通りすぎるよりは、ゴハンたべて美味しいと思うとか、
単語帳がほんとうに良く出来ているとか、ひとつひとつ自覚できると、美しいことにつながっていく、
これが好きというものを見つけていくことをこころがけている。
表面的でできてはいないのですが。
鈴木:ちょっと全部飛んでしまった。
みなさんが美しい暮らしをしていないといってますが、僕はしています。
美しい暮らしと言った時に、すごく綺麗な家で、高級家具に囲まれて、全自動で.... ではなくて、
僕にとっては、へんてこなもの、街を歩いていて、変なものにであったり、
びっくりしたり、人につたえたくなるものに出会ったりしたり、
なにもなく、暮らしがすぎていくのがつまらなくって、
しおりをしけて、何かに気付けるように、作品を作ることで、語る場が、美しいという瞬間にであえる、
それが無い人にもどう出会わせるのか? 遭遇させるのか? を美しい暮らしから想像します。
社長:してません。してないと思います。
そうですね。考えたこと無いです。毎日必死で。
やってみたいなというあこがれがあるので、日々何かにこだわっていきたい。美味しいコーヒー飲みたいとか、
もうちょっと寝たいなとか。自分にとっての美しい暮らしははっきりわからないと思います。
渡邊:話しをきいていて思い出したのですが、祖父母の時代、祖父母に育てられたのですが、
あの時代は綺麗だったなと。例えば、食べる時に綺麗な姿勢で食べるとか、座るときに膝を崩さないとか、
すごく丁寧に掃除して、障子をはりかえたり、その頃って本当に綺麗だったなと。
その時代に戻れないけど、美しい時代だったので、出来ることは立ち戻ってみたいかなと思います。
司会:美しいとは、心のありよう。
司会:来年に向けて
鈴木:急にくると困るのですが、来年もこのような場を楽しみにしています。
田川:今日も受賞者の発言をしてもらったのは良かったので、生の声が来て頂いた方に伝わって伝搬していく形を。
植原:初めて参加させていただいたのですが、いままでにない審査で楽しかったので、来年もぜひ。
渡邊:来年にむけて、日々の中で、気付くこととか、自由は発想を膨らませるとかを始めてほしい。
社長:まず、今回の無事に進めることができ、審査員の方々、応募して頂いたかたがた、スタッフ、本当にありがとうございまいsた。
今回、美しい暮らしというテーマを決め、商品化するというのはとても大変で
約束してしまうと、社内のルールの中では、いったんプロトをつくって、マーケティングまでやって、
それでもダメなら話し合って、というルールがあって、
難しい作品がでてくると、悩むのですが、商品化だけじゃなく、働く、学ぶ、文具、じゃなくて、
暮らしというもっと広げていくドメインに設定して、こういうテーマに取り組めて良かったなと。
いろんな機会をご提供でき、有益な機会を与えていただきました。
コクヨとしてどうなっていかなければいけないかという示唆をいただき、
3ヶ年の中期計画で、ライフ&ワークスタイルカンパニーになりたい。働く、学ぶ、生活する、生きるの一部になっている。
もっともっと世の中の働く、学ぶに貢献しようとすると、生活するところまで役立つべき。
いろんなヒントが頂けた。もっと活況な意義のある活動にデザインアワードをしていきたい。
そのためのお手伝い、アドバイスを引き続き頂いて、来年もっと深い悩みを皆で考えるテーマが設定できれば。
ファイナリストの皆様、参加いただいた皆様も、ぜひ来年も応募していただきたい。