5/31/2016

[&] 1000 books #161 - iDisorder



「安藤日記の千冊紹介」161冊目は『毒になるテクノロジー』

表紙はおどろおどろしいし、中身もおどろおどろしいのだが、
実は裏を返せば、夢中にさせるテクノロジーには毒があるということ。
SNSにおける承認欲求や、常に見ていないと不安になる強迫観念、中毒性、
感情の伝染、マルチタスクの罠と、注意力について。
テクノロジーの刺激を避けるための休憩も必要とのこと。
一概に鵜呑みにはできないけど、いろいろと考えさせられる本。


5/30/2016

[&] 1000 books #160 - Blue Ocean Strategy



「安藤日記の千冊紹介」160冊目は『ブルー・オーシャン戦略』

初版がけっこう昔で、何回が再版されて、増補もされているので、
今書店に並んでいる本や、図書館にある本は、これとはちょっと違う表紙かもしれない。

敵の居ない悠々と泳ぐことのできるブルー・オーシャンと、
サメが限りあるエサを奪い合って血だらけのレッド・オーシャン、
その概念は、今でも息づいているし、現在繁栄しているプロダクトは、
皆ブルー・オーシャンを狙って拡大、成長してきたものばかり。
難しいのはブルーだと思っていても、実は真っ赤だったり、
真っ赤だと思っていても、ちょっと潜ると真っ青だったりするんだな、これが。


5/29/2016

[&] 1000 books #159 - tidy of thinking



「安藤日記の千冊紹介」159冊目は『考えの整頓』

佐藤雅彦さんによる、日常の中からの発見や気づきをもとに、いろいろと考えるための本。
いろいろな考察から、考えが整頓されいくのかのように思えるが、
なんだかかえっていろいろと考え始めてしまって、整頓から遠ざかる本かもしれない。

「暮しの手帖」の連載が本になったもので、眼鏡をかけた40歳以上の人しか読んでは行けないと、
変な条件がつけられている。よし、俺大丈夫だ。とおもったら....

5/28/2016

[&] 1000 books #158 - 101 Design Methods



「安藤日記の千冊紹介」158冊目は『101デザインメソッド』

デザイン分野の発想法を101個、それぞれ簡単に紹介したもの。
これだけでは、雰囲気しか解らないので、実践するには、さらに深堀りする必要あり。

目的を見出す
コンテクストを知る
人々を知る
インサイトをまとめる
コンセプトを探求する
解決策を練る
製品・サービスを実現する

5/27/2016

[&] 1000 books #157 - The Elements



「安藤日記の千冊紹介」157冊目は『世界で一番美しい元素図鑑』

元素図鑑。これ見て何か思い出さないだろうか?
そう、初代 iPad が出たばかりの時に、アプリの数がまだ少なかった時にデモとして良く見た(使った)
元素図鑑の原盤ともいうべき書籍。
iPad出たばかりのあの時期に、素材は全部そろっているといえど、
すぐに iPad でこそ意味のあるアプリとして出て来てすごかった。
iPadの可能性をいろいろと想像できたアプリであった。

[&] UX Strategy Forum 2016 Spring



UX戦略フォーラム Greg Petroff への Q&A セッションより
Greg Petroff, CXO GE Digital @gpetroff
-------------------------------------------------------------
●GE に入った時はたった1人のUXデザイナーだったとのことですが?

実はそういうことでなく、
リサーチ寄りの職種ではありますが HCI にかかわっていた人が 40人くらいいました。
ただし、商品を作ることにおいては経験が浅いチームではありました。

そこで非常に才能のある人を3名引き入れ、
西海外で評判のあった一流の人達でした。
私のチームを構築する方法は、自分たちが凄い人だと、流布してもらうという作戦で、
それがとてもうまくいきました。

UXデザイナーの友達が友達を呼び、
良い人材が集まったので、さらに働きたいという人が増えました。
David Cronin という UX の本で有名な人物もGEです。
仕事面でしたことは、デザインシステムを作るということでした。
エンジニアの人達に、デザインの手法を簡単にとり入れてもらうことで、
彼らの仕事をやり易くしたのです。

●2013年に CXOという存在になったのは、どんな状況で?
自分から?役員に言われて?

両方だと思います。
私たちのチームはGEの中でのスタートアップという位置づけでした。
Bill Ruh というのが上司でしたが、デザインというものが
実際に重要なポジションであると、重役たちに知らしめてくれようとしたので、
そういった意味では、いいタイミングで、良いポジションにいたなと思います。

彼的には、CxO という重要なポジションが欲しいというタイミングにあっていたので、
自分から声をかけたというのもあります。GEというのは階層的な会社なので。

なので、自分たちがやっていくことを啓蒙していくために、
デザインのポジションをマーケティングや財務と同じポジションにもっていくほうが
話しを伝え易いと思ったのもあります。

早期に重要な決断に入っていくことができます。
Beth Comstock という会社の役員の一人で、
もともと会社全体の CMO でした。
当時、デザインが大好きな人で、
デザインを GEにも持ってこようと、長年尽力していた人でした。
GEがより良くなっていく、良いものを作っていこうとなりました。

GEの3本の柱、
ひとつは advanced analytics、二つ目は connecting brilliant machines
3つ目が people at work という働いている人のこと。
役員レベルのサポートも力強いものがありました。

この Beth という人は私のメンター役でもあり、
彼女は長いあいだ GE で働いていた人です。
助言としては、とにかく速く動く、
成果をつくる。ノイズをたくさん作るということ。

彼女に最初にあった日に、私は彼女にこう尋ねました。
「もしそこに問題があるとすれば、慎重になった方がいいのか?
プッシュした方がいいのか」聞きました。
彼女が言っていたのは、自分が職を失うととか心配はしないでと言われました。
常にそういう考えを持っていなさいといわれました。

そこでデザインシステムを作り始めたのですが、
実際は、予定より4ヶ月早く、予算内で完成することができました。
それによって圧倒的な社内の信頼を得ることができました。

●リーンスタートアップの GE 版である FastWorks の考えにも繋がると思うのですが。

GEではちょっと独特な考えを持っていて、
FastWorks を義務づけられていないのです。
目的としては、リーンスタートップというのは
シリコンバレーでよく使われている手法で、
FastWorksは、その手法を GE 全体に適応していこうというものです。
デザインシンキングの機能を足したり、
リーンスタートアップ的な修正をかけることで、
GE版とリーンであるFastWorksという、GEの状況に適応できるようなものにしました。

●現在UXチームは80人以上のメンバーで、
実質 100人以上のメンバーが各部門に散らばっていると
聞いたのですが、実際の役割を教えて欲しいのですが。

今すごくビジネス的にも面白いところにきていて、
事業分野で、働いていた人がリーダーシップをとり、
世界で拠点も増えてきているので、
これからもっとメンバーを増やしていかなければいけない。

メンバーには2つのレベルの人がいて、一つはディレクターレベル。
つまりは、GEの中のビジネス部門にディレクターがいて、
航空や、電力の各部門のなかに、かれらを助けるディレクターがいます。

GEのリーダーシッププログラムがあって、学生の人を GEに2年間つれてきて、
トレーニングや能力開発をしたりします。
GEというのはリーダーシップを育てるにはとても長けているので、
会社を率いるリーダーを育てようという考えでいます。

われわれのリーダーシッププログラムの第一期生は、パリ、上海、
あと、航空ビジネスに行ったりしています。これからも
新しいメンバーが入ってくるので、学生ではなく、すでに働いている人も入ってきます。

GEのいいところはキャリアを積む、育成について、力を尽くしていることにあります。
我々の CEO Jeff Immelt 自身が実際にこのプログラムが輩出した人です。
ですから、今の上級職の人は、会社の中で育って来た人なのです。

「GEの口ぐせ」という本がでていて、
シンプリフィケーションという大事なことが書かれていています。
それを後押ししているのがグレッグさんだなと思っていて、
FastWorksでは全社的なイニシアティブですよね?

●インダストリアルインターネットとのリーダーとして GE があり、
インダストリアルインターネットコンソーシアムで
グレッグさんの役割はどんなことが期待されている?

実は日本のメーカーを訪問した時に、同じ質問をされました。
技術者の中で UX の人は何をしているのですか?という質問をされたのですが、
IoT は 1兆ドルのビジネスになると思っています。

このコンソーシアムは会社の集まりなのですが、ストーリーを市場の中でどうしていくか、
マーケットプレイスを考えていく。私は GE を代表して参加しており、
ただ、ボードメンバーとして結局は「重要なのは人なんだよ!」
ということを知らしめるために、自分のプレゼンスがあるのだと思っています。

私としても新しい経験ですし、
ずっとこの役割を続けていくのかどうかはわかりません。

マークさんからまなんだことですが、チャレンジングなことに挑戦した時に、
成長できるのだと思っています。

●企業内だけでなく、企業間でUX啓蒙していく役目なのでしょうか?

よりエバンジェリスト的な仕事によってきたのかもしれません。
成功への条件作りをするということ、
それをするのが自分も好きなので、
なので、皆さんが今後成功していくための条件作りに私も
サポートできれば良いと思っています。

個人がどう歩んでいくのか、どうステップアップしていくのか、
グレッグさんは極端なモデルかしれませんが

Q. GEがUXに力をいれようと思った動機とか背景とかは?

A. まあ、いくつかのトレンドがあったかと思います。
一つ目は GE のソフトウェアに対して、顧客側から苦情が出ていたということ。
あとは、同じ顧客に向けて、ソフトウェアが違っていて、
そこの理解が伝わっていなかった。

あと、CMO の Beth Comstock が、彼女は社外のネットワークが強くて、
このネットワークの中でデザインが需要だということ、
彼女はナイキのボードメンバーで、
ニューヨークにあるクーパーヒューイット美術館のプレジデントで、
デザインに情熱を持っている役員がいたということ。

やはりシリコンバレーで何が置きているのか?
やはりデザインというものが、成功の中でおおきな位置を絞めるようになってきている。
インスタグラムの例がでたように、
もともと UX をしていた人が、インスタグラムを初めて、
いま、すごくお金持ちになりましたようね。

パーフェクトストームという
言葉で言えると思うのですが、ストームが大きすぎて、すべてそこに条件が揃っている。
というシリコンバレーで置きていることがあって、
役員として情熱を持っていいる人がいて、

お客さんからも声があがってきてて、それが集まったという感じです。

Q. UX デザインに関して、広まってきているのですが、一種のめたデザインに近いのか、
デザインというものが
テクノロジーとアートの重なった部分、に常にあると思うのですが、
そこで、常にアートであるとするのであれば、
成果物でしか評価できない、
テクノロジーであれば、プログラミングて記述されたもの、
いづれ、UXデザインというのは、共通の言語を持って、
かなりの部分はデザインを評価することになるのでしょうか?
ソフトウェアがデザインの共通のデザインを評価できるようになるのでしょうか?

A. 難しい質門ですね、まだ新しい分野だと思っています。
インタラクションデザインと私は言いたいです。
私たちが交流を持つ、インタらくとすることで持つ経験のクオィティが変えられる
というところまでやっと到達したのが今です。
それが使えるための媒体の一つがソフトウェアで、
握手の方法をデザインすることもできます。

ですので、私が行動する仕方とソフトゥエアでインタラクションするための
バリアが近づいてきていると思います。

インタラクションデザインで面白いと思っているのは、媒体となれるのが
人しかいなくて、人が 100% です。
それに対して、インダストリアルデザインは、人という要素もあり、
他の要素にも気を使わなければいけません。

もちろん建築もそうです。重力に気を使わないかもしれないし、安全性
にも気をつかわなければいけないし。

私たちが考えている媒体はストーリを伝え、
ストーリを伝えることで目的を達成しようとします。

もしかしたら、AIや機械学習がストーリーを伝えるのに
一役かってくれる時が来るかもしれませんが、
だけれども、人間にとって何が重要なのかを解釈するには、
まだ、10年後20年後はわからないかもしれないけれど、
これから興味深い10年がやってくると思います。

マーク:頑張ってみます。
ご質問の中には哲学的な面も入っていると思います。
なので、そもそもメタデザインというのが、二人の定義が同じなのか、
違うのか、考えてみたいと思います。

2つ考えさせることがあります。
一つは、デザインがプロセスなのか、結果なのか、
そこの区切りを考えるということです。

デザインのプロセスであるというのは私はとてもいいと思います。
ただ、デザインというのは、その不果実性の中で作られるものだと思っているのです。
夜森の中を歩いている。
持っているのは小さな懐中電灯だけ、
もしかしたら、穴があるかも、蛇がいるかも、それはわからないけれども、
一歩進むと、蛇がいえれば別の方向にすすむ。
でも進みたいのはそこじゃない。どこかに着きたいと、行きたいところがわかっていれば、
いつかはだとりつく。なので、デザインはプロセスだという考えが好きなのですが、

デザインは結果だということも考えます。
デザインを評価することに関して、どうやって評価するのは、
自分たちも考えなければいけないのですが、
私にとって、使われて初めてそこに命が吹き込まれると考えているので、

私の考え方でいうと、実際に使っている人が評価すべきであると考えています。
ストーリーが実際どういう意味を持っているのかを理解したい。

Q. GEは、すごくお手本とする企業だと思っていて。
すごく利益率も良いですし、すごい会社だと思っています。
UXを社員に浸透させようとしているのですが、教育では浸透しきれない、
グレッグさんのところで学んだところで、いろんな部署に散らばっていて、
仕事で学ぶことしか無いのではないか。教育では伝えきれないのでは無いか。

A. GEの方としても、リスペクトしていて、逆に買収されることもあるかもしれません。
フレンドリーな関係を保っていますが、競争もしています。

ちょっと一つ明確にしておきたいのは、GEでは全てがうまくいっているという
印象を受けているかもしれませんが、そうではありません。
私たち自身にも問題は残っています。
それ自身は話したく無いな!と思っています(笑)
おっしゃるとおり、クラスルームで何か教えるよりも仕事で学ぶのが
良いというのは、そのとおりだと思います。

アクティビティをしている人、そこから何を学んだのか?
これはこうだよ!と教えるよりも良いと思うのです。
良いヒントになると思えば、
実は私たちがやったのではなく、専門の会社を使ったのですが、
4時間のデザインシンキングのシミュレーションをある会社に頼んでやりました。
この経験を、できるかぎり 役員を集めてやってみて、
それによって、すごく風向きが変わりました。
こういうことをやってみよう、やってみたいという風向きになりました。

そのために、時間がかかるということの現れでもあると思います。

Q. 今、現状、日本では UXという単語がバズワード化していて、
組織の中に浸透していく上で、UX = ユーザー体験でしょ。
もう知っているんだと、勘違いする段階があって、
次のステップとし、グーグル検索したことで、すぐに直結した行動できると思っている。
混乱を迎えていて、メイクセンスするにはどうすれば良いのか?

A. 反対はしないです。同じような課題が我々にもあります。
まず、今あるような役員レベルのサポートを得られるようになった時、
GEの人の中でも「UXやってる!」と言う人がいたけど、実際はやっていない。
これに打ち勝つためにやるゆいいつのことは、
沢山はたらいて、良い事例をみせ、
コミュニケ−ションし過ぎかと思うほどコミュニケ−ションする。
オーバ−コミュニケーションと言われるくらい、
私の上司に、あなたがやりたいことはデザインについて話せればいいのよね!と言われ、
ビジネスサイドの話しも、エンジニアの話しをするのも好きですよ、
でもそれは、あなたがデザインの話しをしてからにしてくださいよ」と。

Q. コミュニケーションにポイントがあると思っていて、
ある一定の点で、コミュニケ−ション以外に問題があると思っていたけど。

デザイナーの多くは、なんらかの理由により、
エンジニアよりも、自分たち、自分自身を主張しない傾向にあるとおもいます。
日本では違うかもしれないが、アメリカではそうです。
いままでデザイナーがやってきた分野がビジネスの分野では無いので、
ビジネスのことを学びすぎてしまうと、デザインには戻れないと思っているフシもある。

内容としては、より情熱を見せる、
それから、自分が重要だと思うことに主張して、戦う。
とわいえ、やりかたとして、主張することで
トラブルには巻き込まれないやりかたで。

私のやり方で、インテンションステートメント、
何をこれで意味しているかと言うと、
そのチームの人が賛同してくれるような意見を口に出していう。

例えば「このソフトウェアをこの顧客にして、最善にするためには、何をすれば良いでしょうか?」
それに対して確固たる答えがあるわけではなく、
重要な質問であることに合意形成できることで、
みんなの見方がそれと同時に重要だということがわかります。
みな妥協していかなければいけないのはわかっています。
時間が無い、研究が足りないとか、あるいは戦略的な問題があって、
戦略的なもんだいは解決するのが難しいこともある。
この質問をすれば、より良い方向にむかうことがでくる。
デザインをしろ!ではなく、最良の方法を導きだすことを提唱すると、
うまくいくかわからないけど、その質問で積み上げていくことの最初は
質問なので、まずは質問を打ち出すことが重要。

どうなったのか、結果を教えてください。

Q. 一番直面としているもっとも大きな課題は何ですか?それは止めます。
デザインセンターを作られた時と、建築家の人がやりすぎてしまう。
私たちの会社でもやり過ぎてしまうことがあります。コストが増えてしまう。
UXからゴールを設定して技術者の人は、納得しません。それが我々の伝統だから。
と言われます。どういうふうに説得するのですか?

A. いろんな質問がきますね。
いろいろなやり方があると思います。
すごくシンプルすぎてつまんないくらいのこと、
を信じている人でもあります。インダストリアルデザインでは
オーバ−デザインをする必要はありません。
足すというよりも、差し引いていく。
例えば、日本の庭園、要素としてはシンプル、でも美は素晴らしい。

なので、一番シンプルなソリューションを考え、
もしかしたら、それが一番難しいことかもしれない。

エンジニアがつけたい、おまけ機能を付けるのは、
じつは簡単なことかもしれない。
エンジニアと私が話す時には、
結局、テクニカルデッドといって、負の遺産で、
あとで直さなければいけなくなる。
結局は、こういったように、いろいろなことを搭載して、
期限に間に合わないので、出荷してしまう。そして後で直すことになる。
エンジニアも好きではないと思うが、結局いつもそうしてしまう。

なので、知性をもった会話をエンジニアとするのであれば、
まずはシンプルなものを作って、まずはそれで結果をみてみましょう。
何かを足すのは、後からもできますよ。
まあ、こういった会話をするのは難しいと思いますが。

マーク:先ほど、会話をするリーダーシップ、会話力のあるリーダーシップ
のことを話しました。質問の中で相手をどう説得すれば良いのか。
そうすると、対立して、どちらが正しいか?という話しになりがち。
ただ、なので、そういう対立関係になって、どっちかが正しいと、
自分が間違っていることを認めることになるので、難しい。
だけれども、質問の仕方が「どうやったら最高のものにできるか?」
それをするために一緒にできないか?と気持ちの話しだが、
対立するのではなく、同じ方向に向かって立つようにする。

それをやってもらえるような環境づくり、
仕事にたいする厳しい目線をやめて、
自分たちがどこに向かいたいのか?に目線を目指すのが大事。

難しいということは解っているのですが、
だけれども、寛容性が高いリーダーシップを持つ人は、
あそこを目指しましょう。高みを目指して一緒に向かいましょうといいます。
常に対立ではなく、一緒に向かわないといけないと、
自分のメンタル面に言い聞かせるのが重要。

Q. 自分たちの活動をアピールすること、GEに入って、最初に3名やとって、
有名になるようにしたと、その具体的な方法は?
社内でアピールする方法は?

A. 外に対しては、ソーシャルメディアを使うことが多いです。
例えばツイッターのアカウントを持っていて、@gedesign で、
コンテンツはそういうところで共有していますし、
あとは、サンフランシスコで、ミートアップがあれば、
必ずチームの人が顔を出すようにしています。
個人的なネットワークも使いますね。

ベイエリアは人の動きが激しいので、
ある会社の人が動きたいと思っている時に、自分たちの会社に来てもらいやすい
環境にあります。

社内での方法は、もう全部言ってしまったかな。
もうエネルギー切れです。

Q. 教育のことで、現場を観察していて、インサイトを得るのは、
口で言うのは簡単だが、実際には難しい。
これまで証券取引所でエスノグラフィーやっていたりしていますが、
どのようにしているのか?コツなどあれば。

A. 2,3やり方はあると思います。
ひとつは現場でビデオ録画、録音など、たとえば、もし余裕があれば、
聞いたことを書き起すのも有用です。
私は事実にもとづいたことを重要視するので、
何をなにを重要視するのか、人が言うことか、自分たちの目でみたのか、
自分たちが印象を受けたのか、印象と認識は難しくバイアスがかかることがあります。
見たこと、聞いたこと、認識したことから、ポストイットをつかって、
ストーリーを作っていきます。
テーマにわけて、クラスタ分けして、そこからインサイトを見つけていきます。

ここで重要に思っているのは行動に繋がるインサイトを見つけるのが重要です。
インサイトにもとづいて対応がとれるアクショナブルインサイトが重要です。

実際に自分たちの目で見た事の方がフォローしやすい、
言った事が次、認識したことがその次。
自分たちが必要だと思っていることを言いますが、それ自体が間違っていることがあります。
そういったことは、彼らが知り得ることだけで
彼らが気付いていないことは、口からは出ないので、
目で見ることが重要。
意識していないことまでを観察して客観的に見ることが大切です。

Q. GEはIoTのリーダー的な会社で、データを沢山つかって、新しいサービスを考えて
いくのをこれからやっていきますが、データを扱うとか、データを分析するのと、
UXデザインとの関わりや関係を教えて欲しい。

A. IoTの分野では大量のデータを収集することができます。
そのGEが作っているジェットエンジンは、一回のフライトで0.5テラバイトのデータを
取得し、ジェットエンジンは一つだけでなく、何機もあり、
2万2000機のGEエンジンの飛行機が飛んでいます。
まずは、データの可視化をどうしていくのかを学ぶ必要があります。
データベースとしては、バリエーションが多いわけではないので、
可視化の仕方はシンプルで、
時間軸の表、グラフも使いますが、非常にシンプルなものです。
ただ、タイポグラフィーを見ている時間が長いので、
色のコントラスト、ワードのレイヤーをリッチにすることで
図面に入っているのがどれだけリッチな情報なのかを見ていけるようにしています。
数名そういったビジュアライゼーションに長けている人間がいます。

5/26/2016

[&] 1000 books #156 - Forbes Japan 2016/3



「安藤日記の千冊紹介」156冊目は『Forbes Japan 2016/3 究極のオフィス新しい働き方』

Forbs のオフィス特集。
働き方と、オフィス面での記事がいろいろと。
Airbnb の自席が無くて、全員が毎日異なる場所で仕事する、
Airbnb そのものを体現したオフィスとか。

おしゃれなオフィスとか、3ヶ月で飽きるとか言うけど、
働き易いオフィスだと、やはりコミュニケーションも活発になり、
集中したい時は、そうできるだろうから、うらやましい限り。




[&] 1000 books #155 - Daily Rituals: How Artists Work



「安藤日記の千冊紹介」155冊目は『天才たちの日課 〜 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』

161人のクリエイティブ分野での天才たちが、普段どんな日常生活を送っているのか、
クリエイターたちの生活が描かれた、ショートショート集。

本書では取り上げられていないが、天才の逸話として、一番印象に残っているのは、
スーパーコンピュータの設計者クレイ博士が、考えに煮詰まったら、
裏庭に行って、トンネルを掘る趣味があるという話し。
いまだに信じられないけど。

本の中には、ヘミングウェイが執筆した文字数を毎日記録していたこととか、
資本論のマルクスが、実は自分の生活費の金銭管理が出来なかったり。
いい意味で変人もいるけど、普通すぎる人も居た。
日本人として唯一、村上春樹が載っていて、村上春樹っぽかった。


5/24/2016

[&] 1000 books #154 - Minimalissimo Magazine no.1



「安藤日記の千冊紹介」154冊目は『Minimalissimo Magazine no.1』

Minimalissimo というミニマルなデザインプロダクトを紹介するブログが本になったもの。
Kickstarter で支援して、しばらく忘れていました。
ISBNが無いので、書店では入手できないと思います。

ブログの雰囲気そのままで、本としてもミニマルで美しい。
no.1 ということで、次号も期待しています。

http://minimalissimo.com/magazine/no1/

5/23/2016

[&] 1000 books #153 - Harverd Business Review 2016/6



「安藤日記の千冊紹介」153冊目は『Harverd Business Review - 心を動かすデジタルマーケティング』

従来型のジャーニーマップは、いい商品があれば、消費者はいろいろと検討、評価して、購入に至るが、
最近のジャーニーは、検討フェーズも評価フェーズも短くなって、
ブランドを支持する、楽しむ、絆を結ぶという直接的に引き込みつなぎ止めるようになっているという話し。

データは人の心を動かせるのか
「買いたい気持ち」を科学する
ビッグデータで長期的ブランド価値をあげる
単純な脳、複雑なデータ
レクサスの挑戦:想像力がデータを活かす
「顧客体験」はプロダクトに勝る


5/22/2016

[&] 1000 books #152 - Food in the movie



「安藤日記の千冊紹介」152冊目は『映画とたべもの』

ジブリ映画に限らず、映画の中に美味しそうな食事が出てくるシーンが多い。
ストーリーの中で重要な意味を持つ場合もあるし、脇役の場合もあるけど。

●男と女と家族の食卓
●アメリカの懐かしい味
●アジアのおいしい食卓
●事件の影に食事あり
●忘れられない食卓

5/21/2016

[&] 1000 books #151 - The world of promotional tools



「安藤日記の千冊紹介」151冊目は『世界のプロモーションツール -- ターゲットに伝わる180のデザイン事例』

広告は当然のこと、お祝い事、招待状、販促グッズなどのデザイン事例集。
あー、そうくるか.... というようなニンマリするような事例が多い。
必ずしもコストをかければ素晴らしいものになるかというとそうではない。
工夫とアイデアで、目にとまって印象に残るもの、
誰のために作るのかを考えた上で、最適な表現方法を選ぶことが解る本です。

5/20/2016

[&] 1000 books #150 - Design for Kids



「安藤日記の千冊紹介」150冊目は『子供のUXデザイン』

ローゼンフェルドの "Design for Kids" の翻訳本。
季里さんに序文を書いて頂きました。
子供ってどこ触るかわからないし、待たないし、すぐに飽きる。
単純な形を好むし、顔のようなものを認識しやすい。
観察するだけでは解らない、いろいろな謎が融けていく本。


5/19/2016

[&] 1000 books #149 - ABZ: More Alphabets and Other Signs



「安藤日記の千冊紹介」149冊目は『ABZ: More Alphabets and Other Signs』

装飾文字系のタイポグラフィと、サインデザインが満載の本。
日本の文字もあったりする。
Red Stone Press という素敵な本を沢山出しているイギリスの出版社のオーナー
Julian Rothenstein によるスクラップブックみたいな本。




5/18/2016

[&] 1000 books #148 - Deutsche Buchgestaltung 1960-2000



「安藤日記の千冊紹介」148冊目は『ドイツの200冊』

ISBNが無い、図録的な本。印刷博物館で入手した本です。
ドイツの装丁が美しい本を紹介した写真集。
コストのかかった豪華本というわけじゃなくて、
ごくごく普通の本の中でも美しい本、
特徴的な装丁な本を紹介した本。
ドイツ語としての文字の美しさは解っていないけど、
ため息のでるような美しい本が200冊分。どこから見ても飽きません。

5/17/2016

[&] 1000 books #147 - Donald Judd Colorist



「安藤日記の千冊紹介」147冊目は『Donald Judd Colorist』

ミニマル、ミニマル言うけど、ミニマルの本質とは何だろうと考えた時に向き合う本。
極限までミニマル化した数々の作品を残したドナルド・ジャッドの作品集。
その中でもカラフルなものを選りすぐって掲載されている。
どの作品も、作風が変わらず、一瞬でジャッドの作品だと認識できる凄さ。
この人の目に、世の中はどのように写っていたんだろうかと気になるのであった。




5/16/2016

[&] 1000 books #146 - Maija Isola



「安藤日記の千冊紹介」146冊目は『マイヤ・イソラ マリメッコを輝かせた、伝説のデザイナー』

マリメッコで一番知られているデザインと思われるウニッコをデザインしたマイヤ・イソラの作品集
どれもテキスタイルが最終形なのだが、そこに至るまでのスケッチや絵画などが取り上げられている。
40年にわたった作品の数は500点以上。
マリメッコの素晴らしいデザインも、急に何も無いところから思い浮かんだわけではなくて、
膨大な自然の観察と、膨大な試作から出来ている。


5/15/2016

[&] 1000 books #145 - 101 Things I Learned in Architecture School



「安藤日記の千冊紹介」145冊目は『建築デザイン101のアイデア』

101のアイデアシリーズの建築本。
クリストファー・アレグザンダーのパタン・ランゲージのように、
建築の知見から、学べることは数多い。

●どんなデザインも完璧ではないからこそ完璧であるべき
●ゲシュタルトの「図一地」理論
●ネガティブスペースとポジティブスペース
●建築とは思索に満ちた空間設計術
●そこに入っていくアクセスの仕方によって変わる印象
●その場所にふさわしい体験が考慮された空間デザイン
●機能性を考慮したうえで、バランスのとれた配置をデザインする
●ちょっとしたアイデアを育み、手順を踏むことで生かされる
●厳しい条件が課せられていたほうが、ずっと優れたデザインになる
●どんな部分のデザインでも、二つ以上の活かされ方が生まれるよう
●優れたデザイナーは条件の変化にも対応していく
●試行錯誤のあげく、それまで気に入っていたアイデアを捨てることも恐れない
●メタ的思考を繰り返すこと「考えることについて考える」

5/14/2016

[&] 1000 books #144 - Bloomberg Businessweek - The Design Issue



「安藤日記の千冊紹介」144冊目は『Bloomberg Businessweek - The Design Issue』

Bloomberg Businessweek のデザイン特集。
グーグルの現在建設中の新しいオフィスに関する話し。
現在の Mt.View のグーグルオフィスは、
SGIの頃の素晴らしい建物の延長線上なので、
新しいオフィスにはいったいどんな趣向が凝らされるのか、かすかに感じられる記事。




5/13/2016

[&] 1000 books #143 - JAGDA REPORT Vol.190



「安藤日記の千冊紹介」143冊目は『○○化するデザイン』

川上化するデザイン
社会化するデザイン
流動化するデザイン

という切り口で様々な事例と考えを読むことのできる JAGDA の報告書本。
なにより「アルドノア・ゼロ」が、エンターテインメント・デザインの事例として
取り上げられている。ページ数が少ないながらも、
どんな思いで、どういうプロセスで素材を作っていったのか、しっかりと解る。
映像の中では何気なく扱われていても、ものすごい手間と膨大な素材から
出来上がっていることが解って、
なんだかまたもう一度アルドノア・ゼロが見たくなってきた。


[&] Design Innovation @ Slush Asia 2016 Tokyo



Design Innovation @ Slush Asia 2016 Tokyo

"Designing Innovation - Applying User-Centric Design to Create Tomorrow's Breakthrough Innovations"
Guido Woska, CCO, Designit

Design is everywhere
Design used to be a lot about more.
Now, Design is a log about better.
Design is no longer just about form & function.
First and foremost it is about Humans.
And their appetite for Experiences.

It is often no longer just about what we should by.
But WHY we hold buy it.
So why does it matter to you?

Less is the new more.
We will own fewer, but better & smarter.
We will connect to fewer, but more meaningful.
We will have fewer, but longer and deeper brand relationships.

When you innovate, you fight for relevance.
Because only relevance is revenue.

There is no market for stupid.
What is innovation?



- スーパ−の肉とビールが一緒に売っている例
- スマートフォンで、車の共有
- Airbnb , これは Revollutionary, 新しいビジネスモデルを生み出している

Design Innovation.
Think and act like a designer
Take your idea and make it big.

Research ... Future Vision ... Experience Roadmap ... Design it, Build it. ....
Try it, Evaluate ... Make it better .... Design it , Build it ......

Here are 5 essential rules to design then next groundbreaking innovation.

Google Maps vs. TomTom GPS

Rule #1
Focus on the experience. Not he technology.

Rule #2
Do your research. Do it right.

Rule #3
Make it feasible.
Then throw it away and do it again.

Rule #4
Break Rules. And Business Models.

Rule #5
Design like you give a damn.

Most big. You beautiful ideas stated small & ugly.
Go out and change the world. It's yours.

5/12/2016

[&] 1000 books #142 - 100 Fashion Colors in Japan



「安藤日記の千冊紹介」142冊目は『日本のファッションカラー100』

1945年から2013年まで、ファッション業界において、どういう色が流行ってきたのかを
イラストでまとめた本。ファッションの流行はある程度予想され、仕組まれていて、
染色業界、ファブリック業界の生産と、雑誌掲載や、景気の変動なども影響している。
そんな中、たぶんほとんどの人が生まれる前から、現代までの変遷を一気に見ることができる。


5/11/2016

[&] 1000 books #141 - Designing Large Scale Web Sites



「安藤日記の千冊紹介」141冊目は『情報アーキテクチャ入門』

いわゆる白熊本。IA:Information Architecture の走りでもある本。
(Peter Van Dijck, nob さんの本が 1995年頃だったと思うけど)

さすがに 1998年の本なので、内容の古さは否めないが、
この頃から複雑な情報を単純化してしまうのではなく、
多くの情報を複雑なままだけれども整理することによって、
解り易く、見つけ易いものにしようという考えが出始めた。

原書は何版か、更新されていて、翻訳本も新しいのが出るような噂を聞いていたけれど。

そして、巨大なサイトの情報設計が、今のモバイル時代に当てはまる部分もあり、
当てはまらない部分もあり、モバイル時代の情報アーキテクチャ本が欲しいなと
考える今日この頃。坂本さんのIA/UX本も素晴らしいのですが、
僕が読みたいのは、またちょっと違った思想的な本なのです。

そのうち書き溜めたノウハウと、考えを Medium にでも書こうかな。


5/10/2016

[&] 1000 books #140 - Harverd Business Review 2015/3



「安藤日記の千冊紹介」140冊目は『Harverd Business Review 2015/3 オフィスの生産性』

著名な投資家の方が、
「これからは(今までも)仕事場の環境は、とても重要だ。
資金が限られ、急激に成長するスタートアップにとっても、
停滞から抜け出したい大企業にとっても、軽視されがちだが、
そして、どんな仕事場を作り出しているのか、その職場環境こそが、企業戦略なのだ」
とおっしゃっていた。

どんな環境でもすぐにフロー状態に入って集中できる人もいるけど、
集中できるようになるまで時間がかかる人も、
逆に誰かと喋ることでクリエイティビティを高める人も居る。

Harverd Business Review は読み応えのある記事ばかりで、この号に限らず、オススメの読み物です。

●仕事場の価値は多様な出会いにある
●オフィス改革とはコミュニケーション改革である
●「データの見えざる手」がオフィスの生産性を高める
●「ガラス張りの職場」に潜む罠
●協働スペースと個人スペースの絶妙なバランスとは




[&] 1000 books #139 - How NASA Builds Teams



「安藤日記の千冊紹介」139冊目は『NASAのチームビルディング』

最近、Googleの Project Aristotle という社員の生産性を高める研究の記事をいくつか見かけたけど、
そんなの、全部この NASA本に書いてありますぜ。
4-Dシステムというチームと個人のパフォーマンスを分析する手法の紹介。
「論理」「直感」「感情」「知覚」のパターンに分け、
「育成型」「受容型」「先見型」「統率型」の4種類で活躍。

●誤ったストーリーラインがチームのパフォーマンスを低下させる
●感情をコントロールし、チームの士気を維持する
●人は感謝されることを求めている
●共通の利害関係から活路を見い出す
●人は受け入れられることを求める
●信頼関係を育むコンテクスト作り
●望みどおりの未来を作り出す
●ドラマに酔いしれている暇はない
●優秀な人材を劣悪な環境に置くべからず


5/09/2016

[&] 1000 books #138 - Thunderbirds: The Vault



「安藤日記の千冊紹介」138冊目は『サンダーバード完全記録』

いまやっているCG版ではなく、元祖の方のサンダーバードのメイキング本。
たぶん、作りたい映像があって、
その時に使えた技術がパペット(スーパーマリオネーション)、ミニチュア、実写だったというだけ。
サンダーバード前後の作品の紹介や、
ジェリー・アンダーソンが50年前じゃなく、現代で映像作りをしていたら、どうだったんだろう?
貨物用の大型エレベーターに載る時は、今でもサンダーバードテーマが蘇ってきます。


5/07/2016

[&] 1000 books #137 - In fact, I am a person of such profession



「安藤日記の千冊紹介」137冊目は『じつは、わたくしこういうものです』

クラフト・エヴィング商會の妄想全開の変な本(褒め言葉です)。
なかでも「時間の管理人」という変な職業が好きだな。
なんだか底抜けに明るいけど、とてもしんみりしてしまう、不思議な本。
どういう発想でここに行き着くのか、とても不思議な本。
読み終わった時には、全部噓だと解っているのに、2割くらい、信じている自分が居る。


[&] 1000 books #136 - Vinex Atlas



「安藤日記の千冊紹介」136冊目は『Vinex Atlas』
オランダの国土計画における住宅供給策について書かれた地図を中心とする資料集。
インフォグラフィックスの参考書としても逸品。
膨大な都市計画の変遷を見ることができる。
そして、実際のところこの住宅群は思ったほど効果が上がらなかったという話しも。
計画し尽くされた都市は失敗し、自然に育った都市は反映するのか。


Studio Joost Grootens: Vinex Atlas from Studio Joost Grootens on Vimeo.



5/05/2016

[&] 1000 books #135 - A Map of the World


「安藤日記の千冊紹介」135冊目は『A Map of the World : According to Illustrators & Storytellers』

単なる地図ではなく、世界中の様々な地図イラストを集めた本。
手書き地図から3D地図まで、本のタイトルどおり、
一枚一枚の地図から物語が感じられる作品ばかり。
これ一冊で世界中に旅する気分になれる。気分だけね。


[&] 1000 books #134 - The Making of Stanley Kubrick's 2001: A Space Odyssey



「安藤日記の千冊紹介」134冊目は『The Making of Stanley Kubrick's 2001: A Space Odyssey』

超豪華限定版の The Making of Stanley Kubrick's 2001 から、
付録ぬき、本体のメイキング本だけが廉価版で出版されました。
「2001年宇宙の旅」のメイキング本だ!と
限定版を買おうかな、どうしようかな、買おうかな、どうしようかな、買おうかな、どうしようかなと迷っているうちに
売り切れていた。本は一期一会なので、迷っててはいけないなと反省。
1968年にこの映画が創られたことが信じられるようになる本。
そして、2016年の今も、この映画で描かれている未来にはまだ到達していないんだなと再認識。


5/03/2016

[&] 1000 books #133 - Eldritch blast from the eye



「安藤日記の千冊紹介」133冊目は『めからかいこうせん』
つまりは「目から怪光線」というパラパラマンガ本です。
明るい部分と暗い部分の、印刷のコントラストから生じる目の残像をうまく活用した本。
数秒で終わるけど、確かにパラパラすると、目から光線が発する感じ。
紙の厚さとか、しなり具合とか、サイズとかが、絶妙に作られている本。




5/02/2016

[&] 1000 books #132 - Airline meal



「安藤日記の千冊紹介」132冊目は『みんなの機内食』

機内食のWebサイトのまとめ本。エコノミークラス、主にアジア系の航空会社。

自分の場合、基本、機内食はあまり食べないのだけれど、
アップグレードしてもらったANAのビジネスクラスで食べたフルーツがむちゃくちゃ美味しかった記憶あり。
あと、たまにカップ麺が出るのも意外とうれしい。
いちばんビックリした機内食は、バナナとリンゴが一個づつ配られた時。


[&] 1000 books #131 - Printing Things



「安藤日記の千冊紹介」131冊目は『Printing Things - Visions and Essentials for 3D Printing』

3Dプリント技術を活用したありとあらゆるアート作品集。
ファッションやインテリアなど、クリエイティブ分野でどう3Dプリンターが活かされているのか、
世界中の事例から知ることができる。日進月歩の世界なので、どんどん新しいことが起こっているけど。
ありとあらゆる挑戦がなされているのが実感できます。